改めての自己紹介(震災13年目を迎えて)
2024年3月11日。東北の震災から13年が経ちました。自己紹介でもお伝えしたのですが両親ともに浄土真宗のお寺生まれで、13年は故人を偲ぶ際の1サイクルです。(いわゆる13回忌)
製造業の世界に飛び込んで13年。振り返るとあっという間だったと感じます。私は大学を卒業する年と翌年に司法書士試験を受験しておりますが貴重な新卒カードを使わないというところから社会人生活をスタート致しました。試験は努力と能力が至らず合格できず悩みながらも受験を断念し、兄が経営する会社の飲食事業部(フレッシュネスバーガー)の店長として社会人のキャリアを大学時代の仲間から1年半遅れでスタートしました。
店舗運営にも慣れてきた3年目の2011年の2月末、将来を真剣に考えて転職活動をスタートした矢先、2011年3月11日に震災を東京の下北沢の自宅で経験しました。その日から半年間多くの企業で完全に採用活動がストップする最悪の市場環境で、唯一内定を頂けた非鉄金属商社に転職し製造業の世界へ。
そこからは上司、加工会社の社長や調達担当者から多くの叱咤激励を受けながら過ごした日々は想像をはるかに越える素晴らしい体験でした。2019年にはマレーシア法人の責任者も任され、とても充実した生活を送れると思った矢先。。。コロナウィルスの世界的な蔓延により会社から強制帰国命令。私の駐在生活は半年で幕を閉じました。
人生をかけたチャレンジをする覚悟を持って海外赴任したので本社からの帰国命令という意思決定とその後、遅々として進まない海外事業展開に当時の私は腐っておりました。
キャディと出会ったのは(知ったのは)そんな時でした。当時社員50人~だった代表の加藤とCTOの小橋が前職企業に来社。(まだまだお世辞にも使い物にならなそうなソフトウェアでしたが)開発中のサービスやキャディのビジョンを交えて聞いた時の衝撃は今も忘れられません。この二人はあらゆる現状を否定して理想を目指し、達成していく人だと直感的に感じました。それから縁あってキャディのものづくり事業へ材料を提案する立場で8ケ月ほどかかわった後、挑戦する気持ちを抑えきれず2年3ケ月前にキャディに転職。今は私が製造業の可能性を信じてサービスを紹介し理想を語り、製造業のパートナーして実現していくサポートする立場になりました。
と、言いつつもキャディに入社後は現実は厳しくベンチャー企業の洗礼も受けながら何度も辞めようと思いました。自身の無力さを感じる時間の方が長かったですがDrawer事業の成長ともに機能の拡充に加えコンサルサービスの高い評価を頂く事ができ、仕事を通じて出会いに日々感謝しております。次の13年も製造業の可能性を広げていく覚悟を持ち頑張ります。今後も登るべき山の頂を目指し、製造業の未来を見据えながらの皆様と仕事をできる事を楽しみにしております。
変わらないあの日の決意を胸に。「志高く」
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2024.3.11
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