マッチングアプリ婚活:ハイスペ男性にウケるプロフィール

本Noteで検討したいこと

【突然ですが、ご質問です】
貴方は、日本の愛媛県産のみかんを中国に輸出する仕事をしています。
「愛媛県産のみかんを、中国でたくさん売るために必要なこと」として、より効果的なのはどちらでしょうか?
① 愛媛県で、みかんを作っている人に聞いてみる
② 中国で、みかんを日本から輸入している人に聞いてみる

コロナが流行するにつれ、マッチングアプリを始める友人が増えたように感じています。合コンに連日明け暮れていた私も、コロナをきっかけにマッチングアプリを初めて利用しました。

とても効率的なツールとしていいなと思う一方で、男性ユーザーとして、女性のプロフィールを拝見するにつれ、「プロフィールの見せ方で損をしている女性が多すぎる」と感じるようになりました。

Twitterでは”自称モテ女性”による「ハイスペ男性には○○すれば良い」という恋愛アドバイスが出回り、男性をオトす誤った知識が女性の中で定着しています。

中国でみかんを売りたい(=ハイスペを落としたい)なら、日本でみかんを作っている人(=ハイスペの気持ちを分かったつもりの”女性”)ではなく、中国でみかんを買う人(=ハイスペ)が何を求めているかをしっかり理解する必要があるのです。(※具体的な論点は、「ハイスペが恋愛に求めること〜まずは敵を理解する〜」で、後述致します。)

そこで、今回、私(男性)の目線から、「ハイスペ男性が選ぶプロフィール」に解答を提示致します。

勿論、筆者(私個人)の考え方を色濃く反映する記載になることは避けられませんが、今も外資証券や外資戦略コンサル、医者・弁護士の一線で活躍している、同じく東大卒の友人にも事前に内容を相談しており、恋愛にも一定程度、論理や効率を求める傾向にある「高学歴高収入男性(文章全体を通じ、「ハイスペ」と呼びます。)」の考えを理解するための助けになるものと自負しております。

加えて、以降のご説明全体を通じて、「ハイスペがどのように物事を考え、どのように女性を選んでいるか(どうしてハイスペがそれを良いプロフィールと考えるか)」を具体的にご説明致します。

「ハイスペと付き合っても長く続かない・・・」と言う女性は多いと思いますが、それには明確な理由があります。

ハイスペがどのように物事を考えているかを知ることは、ハイスペとのマッチングを増やすことに加え、付き合った後、ハイスペと長く付き合い続けるためにも必要になる視点というわけです。

「80点の思いやり」と「100点の思いやり」

貴方は、女友達が「このブルーのネクタイ、私素敵だと思うから、彼にプレゼントしたい。」と言うのを聞いてどう思いますか?

私はこれは、厳密には「優しさ」ではないとは思います(ここではあえて「80点の思いやり」と言います)。

相手の男性がブルーのネクタイを好きでない・ネクタイをあまり使わない等、「相手が思ったほど喜ばない可能性が残る」(100点ではない)ためです。

この気持ちがとても危険な理由は、相手を思いやっているように見えながら、実際は”自分が”素敵と思っているネクタイを選んでいるだけであって、言葉をあえて選ばず言えば、根本は自己満足なのです。

誤解の無いように記載致しますが、もちろん、相手を思いやってプレゼントする気持ちそれ自体がとても素敵なことですし、その気持ちは当然男性も嬉しいと思います。

問題は、「80点の思いやり」では「ハイスペが確実に喜ぶと調査済みのプレゼントをした(「100点の思いやり」)女性には勝てない」と言う事実です。

マッチングアプリ が「一人の運命の男性を見つけ、その男性にも自分を選んでもらう」ことを本来目的とする以上、その過程の中で、「狙ったハイスペが他の女性を選んでしまう」ことは本質的にあってはいけないわけですから、常に「100点の思いやり(=相手が確実に喜ぶことをする)」を続けることにより、他の女性ユーザーを圧倒する”視点を持つ”ことがまず重要です。

女性はどちらの男性の方が良いでしょうか?
・浮気を実際しているが、連絡はマメで、その浮気を全く感じさせない男性
・浮気を実際全くしていないが、連絡がマメでなく、浮気をしているかも・・と思わせる要素がある男性

もちろん浮気をすることはよくないですが、この二つの比較の場合、「浮気を実際しているが、その浮気を全く感じさせない男性(前者)」の方が良いという女性の方が多いのではないでしょうか?

それは、「彼氏の浮気を許さない」という多くの女性が心の底で求めていることは、「彼氏が浮気をしないこと」それ自体ではなく、「彼氏に大切されたい」という気持ちであり、「不安にさせないで欲しい」という気持ちだからです。

・現実的には「100点の思いやり」を続けるのは疲れてしまうでしょう。
・なぜ女性がそこまでやらなきゃいけないの?と思う女性も多いでしょう。

おっしゃる通りです。

ただ、ここで少なくとも一つ言えることは、大多数の女性が、”(自分が良いと思うことをするのではなく)「相手が確実に喜ぶことをする」ことだけが完璧な思いやり”であり、それはすなわち”コミュニケーションは、相手がどう思うかが全て”であるということをしっかりと理解していないからこそ、(仮に面倒で実践しないとしても)この視点を”理解する”だけですら、明確に人間力を高めます

ここまでのまとめ
・「一人の運命の男性を見つけ、その異性にも自分を選んでもらう」可能性を上げるためには、その男性に「100点の思いやり」を与え続けることが重要
・一方、ハイスペが望む「100点の思いやり」の答えを、女性が理解することは難しい(ハイスペ特有の考え方があるため)

・1週間が7日である以上、ディナーに行けるのは週7人

当たり前ですが、「トップ7の女性に入らないと、ディナーに行けない」ということです。それは同時に、女性は、他の多数の女性ユーザーと絶えず比較(=1週間のうち、誰といつ会うかを優先度付け)されていることを意味します。

マッチングアプリでは、2〜3スクロールで他の女性ユーザーを多数見つけることができることから、「この女性で妥協しよう」という気持ちよりも、ふとした瞬間・行き違いのタイミングで、「この女性よりいい女性、マッチングアプリに他にいるのではないか?」という気持ちを男性に一層かきたてます。

絶えず他の女性ユーザーと比較されているという点では、マッチングアプリは効率的な出会い方であると同時に、かなりシビアな恋愛市場と言えます。

・プロフィール文は”されど3秒”の流し読み

男性は、結局は、顔で選んでいるという点は間違いありません。
ですので、まずは写りの良いプロフィール写真を選ぶ(または、そもそも可愛くなる努力をする)ことを優先すべきです。

ですが、3秒のプロフィール文の流し読みのなかで、”顔は可愛くてもこの子には会わない(=この女性と会うなら、他の同レベルのプロフィール写真で、もっとプロフィール文が良い女性と会う)”と思う女性もいるのも事実です。

つまり、可愛くない女性より、可愛い女性がマッチングしやすいことは事実でも、可愛い女性は、可愛い女性の中で、プロフィール文を通して絶えず比較され続けるのがマッチングアプリと言う恋愛市場です。

ハイスペは、貴方が思う以上に簡単に、プロフィール文を見るだけで、”アホ”か”アホじゃないか”判断します。

なぜなら、ハイスペは、日々の仕事の中で、お客様にわかりやすく、喜んでもらえる資料を作るかを常に考える思考を叩き込まれているからです。

お客様のために、「適切な言葉を選び、交渉し、説明する必要性」に絶えず晒され、「他社が同じ提案をした場合にどうやって勝つか」、「どうやったらお客様にわかりやすいか」、「どうやったらお客様が喜ぶか」と悪戦苦闘する中で、彼らは適切な言葉を選び取ることの重要性を身に染みて痛感しているのです。

例えば、私なら、「ありがとう」という言葉一つとっても、平仮名が持つ柔らかい印象(”ありがとう”)、漢字が持つ型式ばった印象(”有難う”)、記号(!)を使うことによる砕けた印象(”ありがとう!”)等を比較して、相手に与えたい印象として最適な言葉を選びます。(※この辺りの感覚は、「実際に「マッチングしたプロフィール」」にて、後述致します。)

女性は「なんとなくキモい」という形で、男性よりもより直感的に「この男性は”何となく”やめといたほうがいいかも」と判断しているでしょう。

その「何となく」は、主に男性のメッセージの細かな言葉選びにあるのではないでしょうか?

言葉一つですら受ける印象が違うのですから、言葉の積み重ねである「プロフィール文」は、貴方がどのように言葉を選び取ったかを写す鏡として、確実に「等身大の貴方」を色濃く反映しているのです。

ここまでのまとめ
・「文章や言葉の大切さ」に慣れ親しんだハイスペは、プロフィール文を読めば、貴方が言葉をどのように選び、どのように自分をプロフィールに記載したかを、3秒の流し読みの中ですら感じ取り、絶えず女性を比較している
・女性もプロフィール文から、等身大の相手の姿を感じ取っている点は同じ

・今のままでは付き合えない異性が存在すること(ポテンシャルの限界)を認める

「マッチングアプリの手軽さ」によって、出会いの母数自体が増えており、多くの女性は、(特に女性はアプローチを受ける側であることから、)「多くの男性ユーザーの中から、”自分が”選んでいる」という錯覚すると思います。

しかし、現実的には、「いいね!をもらった男性の中からしか選べない」という貴方のプロフィール写真とプロフィール文が作る限界(ポテンシャルの限界)が存在します。

言い換えれば、男性はマッチングアプリ を利用する全女性にいいね!をすることが出来るものの、女性は「いいねをしてくれた男性のみがマッチング対象である(基本的にもらったいいねを返すことしかできない)」ということです。

ここまでのまとめ
・女性の売り手市場に見えるマッチングアプリであっても、いいね!を男性からもらえないとメッセージすら始まらない点で、マッチングアプリは実質的には男性優位の恋愛市場と言える
・マッチングアプリ が男性優位の恋愛市場である中で、特にハイスペとマッチングをしたいと言うのであれば、女性側にも、プロフィール写真とプロフィール文を埋める努力をすることは重要

さて、以降では、”ハイスペ男性にウケるプロフィール作成”に必要なことを具体的に説明していきます。

ハイスペの友人達とも議論しながら、時間をかけて執筆致しましたので、有料(1,000円)でのご提供とさせていただきますが、「1,000円の価値がある内容と言えるかどうか」は、ここまでの文章と、目次及び文字数(20,000字弱)からご判断をいただけますと大変幸いです。

ハイスペが恋愛に求めること〜まずは敵を理解する〜

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