【英検新形式】 試験形態変更で要注意な人
英検の要約問題の対策の仕方が分からない!
要約問題が追加されたことで今までと勉強の仕方変えた方がいいの?
こんな質問やお悩みをよくいただきます。
巷では「要約問題にどう対策していいか分からない」という声もちらほら聞きます。
でも本当のところはどうだと思いますか?
結論はこれまで以上に基礎力を強化することです。
これまでもそうですが、ライティングが弱い方の特徴は中学英文法の理解が十分ではないことです。
英検準1級や1級に挑戦するレベルの人でも、読む、聞くスキルが高くても書く、話すレベルは極端に低い方が少なくありません。
なので、新形式の試験においてはこれまで以上に丁寧に基礎力強化を意識しながら学習する必要があります。
この記事でお伝えするやり方で受験対策をしていただければ新形式の内容に対処することができます。
まず2024年度から始まる新形式は、
・ライティングに要約問題が追加される
・試験時間の変更はない
・リーディングの語彙・長文の問題が減る
というのが特徴です。
▪️今回の変更で要注意な人
1リーディングとリスニングの正答率が素点で6割ギリギリの方(1級、準1級)
2文章を抽象化するのが苦手な方
3リーディング力が弱い方(精読が苦手、音読してない、読む速度が遅い方)
1リーディングとリスニングの正答率が素点で6割ギリギリの方
これまでリーディングとリスニングの正答率が素点で6割ギリギリの方は、ライティングで一発逆転が可能でした。
でも今回の変更でそれが難しくなるでしょう。
今まではライティングは例えば1級であれば、1問で850点満点でしたが、これからは2問で850点満点になります。
その影響でライティングの従来型の意見論述のスコアは分散されてしまうことになります。
そうなると、残念ながら、意見論述で高得点取れたとしても、リーディングとリスニングを十分補うほどのスコアUPは難しくなるでしょう。
2文章を抽象化するのが苦手な方
抽象化するのが苦手な方は、長文を素早く読んでまとめる力をつける必要があります。
新たに追加される要約問題は、
1級は、約300語の文章を読んで、1/3の単語数以内で要約
準1級は、約180語の文章を読んで、1/3の単語数以内で要約
することが求められます。
対策としてリーディング力とライティング力の対策で強化できるかといえば、それだけでは対策することはできません。
もちろんより正確により早く読む力を鍛える必要はあります。
でもそれだけではダメで、文章を理解して、まとめ、言い換える力が必要になってきます。
3リーディング力が弱い方(精読が苦手、音読してない、読む速度が遅い方)
リーディング力が弱い方は、
1級であれば要約問題の長さは約300語の英文なので、それを2−3分程度で読むことができるスピードが必要です。
準1級であれば、長さは約180語なので1分半前後で読む力がないと時間内の解答は難しいと思います。
要約問題が追加されることで、基本的にはより高い英語力を身につけていないと合格が難しくなったと言えると思います。
そして独学で対策することが難しい分野が加わったことで、この部分だけでもプロに見てもらう必要があると思います。
ただ、要約問題をプロに見てもらう前に学習の質を上げておかないと、頼んだところで無駄になってしまいます。
このように今回の変更で要注意な人に当てはまりそうな方は早めの対策をお勧めします。
どんな対策が必要かはまた追って次回以降の記事で書いていこうと思います。
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