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帰り道、通り道。
横浜の人は、決して神奈川と言わずに横浜と言うと聞いたことがあります。たしかにそうかもしれない。私は生粋のはまっこではないけど、「どこからいらしたんですか?」と聞かれれば「横浜です」って答えているので、かなり当たっているんだと思う。
私は、中華街のそこそこ近くで働いてて、中華街からまあまあ遠くないところに住んでます。観光しに行くというより、「ちょっと寄ってくか」がもっともしっくりくる場所。帰りに、たまに、点心を買って帰ります。
変則的な働き方をしているので、本日連休最終日も仕事で、その帰りにふと「ちょっと寄ってくか」を発動し、方向転換をして玄武門をくぐる。
連休最終日だし、それも夜なら、普段だって人は少ない。だから今日の少なさは異常と判断しきれないけど、でもやっぱり、寂しさが漂っていた、気がする。というのも、このご時世、どうしてもどこまでも色眼鏡で見てしまうので、ほんとうのところはわからないのですよ。ほんとうのことを知りたいなら、中華街の人に聞くのが一番。
でも、私たちは時に、ほんとうのことが知りたいように見せかけて、妙にそんな気分になりたいだけなんじゃないの?って時がある。世の中が、ウイルス騒ぎでお客さんが減っているはずだという推測通りであることに安心する、ほらやっぱりそうでしょ?っていう心理。
でも、厄介なのは本人がそれに気づいてないこと。私だって、中華街のお客さんが少ないという推測通りであることを確かめに行ったのかもしれない。自分の心もむずかしい。ちなみに今、すごく心理学に関心があります。
ということで、みなさん、真実は自分の目で確かめに行ってくださいね。でも、その自分の目もフィルターかかっちゃってるんだけどね。
私のフィルターではお客さんが減っていたように見えた中華街。わずかばかり経済を回してきました。胡麻団子と春巻き計600円也。美味しかったよ。
今度はいろいろ収まって、今まで通りのごちゃついた中華街に行きたい。
※写真は、連休最終夜の横浜中華街。加油中華街。(2020年3月撮影)
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