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父のすごい歴史が残した宝物~完

様々な地域に住んでいる4人の会ったこともない兄弟姉妹。

渡邊弁護士のお陰で1人づつ連絡が取れていく。

絶対自分ひとりではできなかった。

他界している方が1人。受取拒否をした方は1人。

私たち姉妹と残りの2人、計4人で父の保険金を平等分散する。揉めそうになった方も1人いて、とにかく大変な道のりだった。

突然、過去の父親の訃報から保険金の話が来た時のリアクションが人間それぞれで、これも勉強になった。

解決するまで1年以上掛かった。金額なんていくらでも良かった。

とにかく決着を付けたかった。保険屋との話が終わったときは何とも言えない達成感で、空を見上げて父に報告した。

父は、収入がどんなにある時でも資産となる様な不動産や高価な物品を残してこなかった。その意味が私なりに理解できた。

私たち家族には体現と時間を使ってモノなんかよりももっともっと大切なことを山ほど残してくれた。特に闘病の時は「絶対に最後まで諦めない心」を学ばせてもらった。

お陰で強くなった。壮絶な父の半生。犬と過去世に縁でもあるのか不思議すぎた体験や、知らない兄弟姉妹がたくさん出てきてそれを探すという探偵みたいな体験。

心でずっと輝き続ける、すべて大切な私たちの宝物。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます!父や、私と同じ様な境遇にある方への勇気となればうれしいです。

また、犬好きの方には私たちのたくさんのグリーフ犬を紹介したい思いでした。何があっても前向きに1日1日を大切に生きたいですね。

~おわり~

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