宝くじで高額当選したら、こういう本屋さんを開きます。絶対。
学生時代、私は「ぼっち」であった。
教室のすみっこで、一人ぼーっと本を読んでいるのが何より好きだったのだ。
本音を言えば、誰かと話したくはあった。
「聞いて聞いて、昨日さ~志賀直哉の『暗夜行路』読んだんだけど、アレ、マジで最高だったんだけど!」とか
「私の夢はさ~谷崎潤一郎の『痴人の愛』の譲治になることなんだ~。ナオミじゃなくて、ジョージの方ね。隷属したいのよ~」とか
「川端康成の『伊豆の踊子』の書き出し、神じゃね? あーゆーの書けたら死んでもいい!!!」とか。
教室のま