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人生の「こんなはずじゃなかった」の原因「フォーカシング効果」あなたは何を過大評価していますか?

まず質問です。

次の年収の人は何%の時間を不機嫌な気分で
すごしていると思いますか?

A. 年収250万円(2万ドル)以下の人
B.年収1,270万円(10万ドル)以上の人

もちろん人それぞれでしょう。
でもあえて考えてみてください。

1.  収入の大小と日々の幸せ・気分の良さはそれほど関係ない

ノーベル経済学賞受賞者
ダニエル・カーネマンらの
研究チームのアンケートでは、
次のような予想が返ってきました。

A. 年収250万円(2万ドル)以下の人 →【58%】
B.年収1,270万円(10万ドル)以上の人 →【26%】

「年収が低いと生活が満たされず
 いつもイライラしている」
多くの方がイメージすることですね。

しかし実際に該当する所得層にアンケートを
とると次のような回答が返ってきました。

A. 年収250万円(2万ドル)以下の人 →【32%】
B.年収1,270万円(10万ドル)以上の人 →【20%】

プレゼンテーション1

ずいぶんイメージと異なりますよね。

2. 人生の後悔をうむフォーカシング効果

「お金がない人はいつもイライラしている」
「お金がある人はいつもニコニコしている」

このように私たちは
日々の幸せや気分の良さに
お金が大きく影響すると思い込んでいます。

こうした過大評価的な思い込みを
「フォーカシング効果」と言います。

何かの判断において、一部の要素に注目しすぎて、
その影響力を他の要素よりも過度に重要視
してしまう現象です。

お金を幸福や気分の良さの重要要素と
過大評価することで、働きすぎたり
他者との絆を損ねることが起きがちです。

「ひたすら仕事をして
 家族のために豪邸を買ったら
 離婚となり1人さびしく豪邸に
 すむことになる。」

こんな笑い話のようなことが
いくらでも起きているのです。

3.  それは本当に重要?フォーカス・シフトをしよう

先述のダニエル・カーネマンは言います。

プレゼンテーション1

何かを強く求めること自体は
とても素晴らしいことです。

でもその欲求がフォーカシング効果に
よるものではないか、一度見つめてみましょう。

あえて注意をずらす(フォーカス・シフト)を
してみましょう。

すると余計な苦労や後悔が
大きく減りますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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https://psycnet.apa.org/record/2006-08879-003

























































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