見出し画像

私に旅させられたかわいい私

あの、





自他共になかったことになりかけてるけど、








私フランスも行ったんだよね。







ロッテルダム行きが決まって、せっかくなら他の国も行きたいなと。ヨーロッパ初めてだったから。




小学生のころ好きだった本『青い天使』


日本とフランスが舞台の小説で、大人の都合に振り回される主人公の女の子が、自分のアイデンティティーに悩んだり、友達や家族との問題に向き合って、大人になっていくストーリー。


そこに出てくるセーヌ川やエッフェル塔や、情景として描かれるあれこれをいつか見てみたいなぁとは思っていた。




あとは、ポンヌフ。
映画『ポンヌフの恋人』の舞台。




ま、だから、どこかに行きたい!というよりはパリという街を見てみたい、なテンション。


ヨーロッパと言えばフランス!パリ!くらいのミーハーなやつ。





にも関わらず!



せっかく行くなら!のもったいない精神が発動し、主要観光地を回れるミュージアムパスを購入。
それ以外もあっちこっち朝から晩まで街に繰り出しておりました。



クリニャンクールの蚤の市から始まって、モンマルトル、ポンピドゥ、ルーヴル、コンシェルジュリー、オルセー、オペラ座、サントシャペル、インスタでやってた #TakarainParis の原点『Emily in Paris』(Netflixのドラマ)のロケ地カルチェラタン、凱旋門も死にそうになりながら登って、シャイヨ宮で路上ミュージシャンの演奏を聴きながらエッフェル塔のシャンパンフラッシュを見て、その流れでエッフェル塔も登って...






しっかり満喫







そしてロッテルダムへの移動日前日に、携帯をすられる。








パリ、コンプリート!(涙)





しかもポンヌフで。


1番の目的地と言っても過言ではないポンヌフの橋の上で。

映画のロケ地兼事件現場



テンション爆上げでフィルムのシャッターを切りまくっていたら、知らない間にすられてたよね。









で、写真がなくなったわけで、詰め詰めでフランスを満喫したけど、ちゃんと頭に残ってるのって数えるほどだなと。

だから写真が大事なのか、写真に頼りすぎたら良くないねなのか、それはわからないけど。




とりあえず言えるのは、バックアップは大事です。




それからは、各所連絡、諸々ロック、iPadにパスワード移行の雑務雑務雑務!


泊まっていたゲストハウスの「chill room」で鬼の形相で雑務!!!



chillってた人たちもみんな出て行く。




深夜、その日できる全てが終わってあとはパッキングと片付けを残すのみ。


冷蔵庫の中身を片付ける食事、生ハムとモッツァレラチーズ、めっちゃ美味しかったな......


お皿に移す元気はもうない





翌日は、被害届を出しに朝イチで警察署へ。



海外旅行保険で携行品補償をしてもらうためには必要とのこと。
もし今後、万が一、ないに越したことはないけど、不幸にもそういう目に遭ってしまった場合は思い出してください...。


テンション高い警察署


ロビーで生搾りオレンジジュースを売ってたけど、どれだけ需要があるんだろう。



もはやどうでもいいけど。



ちなみに警察官はイケメン・マッチョで最高でした。





そして大荷物を引きずり大急ぎで駅に向かっていると、通りがかりの車からお兄さんの呼びかけ。



自暴自棄になっている私はもはやどうにでもなれと、半ばヤケクソでお世話になってみたらちゃんと駅まで連れて行ってくれました。感動。感謝。

離陸時の合計30kg



それからも電車とはいえ国境を越えるわけで、結果的にパスポートの提示も荷物検査もなく乗っていれば着く拍子抜け越境なんだけど(EUありがとう)、


そんなこととは知らない、e–simも失いフリーWi-Fiを求めて彷徨う子羊は、マックやスタバを頼りに、どうしようもない時は近くの人にデザリングさせてもらって、


なんとかなんとかチケットを買ったり、電車を乗り継いだりしてロッテルダムに到着。




もう、本当、奇跡!(涙)



ロッテルダムのお家に着いてみんなに会えた時は狂喜乱舞でした。











ありがとうfilm@どこか忘れた美術館



パリは愛の都とか言うじゃない。


本当にそうだなと思って。


恋人同士だけじゃなくて友達も家族も、みんな誰かと一緒の時間を楽しんでいるように見えた。



1人で来る所じゃなかった...とは初日に気づき、ソワンショワジュデドゥブ“%#]<\$€_=‘*皆目見当のつかない音ばかりの状況に、びっくりするくらい速効ホームシック!


「さみしい」「早く会いたい」「早く来て」
32歳、過去一かまってちゃんを発動しました。




とはいえ出国する頃には、お店に入れば1音高めで「ボンジョ〜」、出る時には「メフスィ」と大きい声で言えるようになったし(幼稚園児)


マダムと言われることも
パン屋さんやトイレに犬が入ってくることも
野菜や果物を買う前に勝手に味見をすることも
店員さんや警察官ですらクロワッサンを食べながら対応してくることも


色々慣れて、日々成長できたと思います。





「かわいい子には旅させよ」





旅させられたかわいい私の感想は

一人旅はもうやだ。日本大好き。以上です。



帰りのパリでもすられました。