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50、60歳代の投資について

老後2,000万円問題や、
社会保障の改悪などなど
お金の不安をよく
耳にするようになりました。

その影響もあり、
さまざまなメディアで投資が
注目を集めています。


セカンドライフは、
現役時代よりも少ない金額で暮らせると
思いがちですが、データを紐解くと、
違う事実が見えてきます。

資産運用においては、
知識に勝る武器はありません。

特に重要なのは、
自分の理想とするセカンドライフに
必要な資金を把握したうえで、
運用を始めることです。

では、
セカンドライフを豊かに過ごすには、
どれくらいの資金があればいいのでしょうか。

人によって異なりますので、
一概には言えないのと、
さまざまなデータがあるため、
何を指標とするのかによって変化します。

公益財団法人生命保険文化センターによると、
夫婦2人で老後生活を送るのに
必要とされる最低日常生活費は、
月額で平均22万1000円。

ゆとりある生活を送るには
同36万1000円かかるという
調査結果が出ています。

一方、
厚生年金に加入した夫が
平均的な賃金で40年間就業し、
その配偶者が40年間専業主婦であった
夫婦に給付されるモデル年金額は、
およそ月額23万8000円です。

そうなると、
支出と収入にギャップが生じることから、
公的年金だけでは、
ゆとりあるセカンドライフを送るためには
貯蓄を取り崩す必要があります。

さらに、
このデータは全国の人が対象で、
持ち家の人も賃貸物件に住む人も
まとめた金額のため、
実際は東京で賃貸暮らしだと、
さらにセカンドライフの
生活費がかかるかもしれませんし、
物価の安い地方でマイホームを
持っていた場合はそれほど多くの生活費は
必要ないかもしれません。

なので、
どなたでも一律でこれだけ必要と
答えるのは難しいわけです。

簡易的に、
現役時代の約7〜8割と説明している方々もいます。

つまり、
現在の生活費が年間700万円かかっているとしたら、
セカンドライフは年間約490〜 560万円かかると
いうイメージでしょうか。

ただ、
こういった話をすると、
食事量とかも減るから、
現役時代の半分くらいのお金しか
使わないのでは?
と尋ねられることもあります。

ただ、
これはまったくの誤解です。

退職すると、
1日のうち朝から
晩まで自由になります。

時間があるので、
旅行に出かけたくなりますし、
趣味に費やす時間も増えるケースが多いのです。

人生一度きりなので、
ご自身が楽しまれるための
支出は積極的にしたほうが良いでしょう。

実際に書籍などでも、
高齢者のアンケートの多くに
元気なうちにさまざまなところに出掛けておけば良かったという
票が多かったとの報告もあります。

LIFE SHIFT(東洋経済新報社)という書籍では、
人の寿命が延びて生き方や働き方が変わる
人生100年時代の考えが示されましたが、
元気に活動するアクティブ・シニアが
たくさんいるのではないでしょうか。

ただ、
元気で豊かに過ごすためには、
車で言うならガソリンに相当するお金が必要になります。

自分自身の暮らしだけではなく、
お孫さんが生まれたら遊びにつれていったり
お小遣いをあげるのは、
祖父母の楽しみだったりします。

人生を楽しむための支出は賛成ですが、
それに比例して、
必要なお金も増えることを忘れてはいけません。

先を見通せると準備の心構えや、
準備時間を長く考えられるので、
メリットになります。

一緒に学んでいきましょう!

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