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雑談の有効性について[8/22〜8/28の日記]

近所の公園でトンボが舞い始めました。
それでは今週の週報です。

8/22(土)

新居周りの手続きで銀行へ。その後は風呂の展示場へ。

それだけやったら帰宅後はぐったりして特に何もせず過ごした。

仕事で「決める」ことはそんなに躊躇しないのに、いざプライベートとなると優柔不断が顔を出す。

8/23(日)

気分転換に下北沢へ。「BONUS TRACK」良かったな。代官山のログロードのような雰囲気でいながら、カルチャーを放棄していない空間が心地良かった。これからこの場を育てていく気運のようなものを感じた。

そうゆうのは、出店者側の横の見えないつながりのようなものでなんとなく伝わってくる。

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8/24(月)

昨年企画のお手伝いをしたサロンの第二期のリリースがあった。リリース直後から第一期のメンバーがたくさんシェアしてくれているのを見て、思わずメンバーにメールしてしまった。

見返してみると、コミュニティを考える上で今後足元に置いておく考えとして必要な気がしたので、一部内容を修正して収録。

これまで数多くのコミュニティを見たり組み立てに参加したりしてますがここまで「いい場」ははじめてかもしれません。

一期生にシェアいただいてるのもそう感じたひとつの要因ですが、もうひとつの要因は、参加している方はTwitterのプロフィールにうちらのサロンに所属していることを書いてくれていることなんですね。

個人的には、コミュニティの一つの成功のゴールはここでして。それは、自身のプロフィールを語る上で所属しているコミュニティを書くということは、そのコミュニティへの愛着と自分を高めてくれる価値があると認識されている証左だからです。
(よくリクルート出身とかありますが、まさにそれです。個人のブランドに寄与しうるというのはコミュニティとしてはれっきとした成功です)

これまでのコミュニティには二種類ありました。

有名人がリードする「有料メルマガ」の延長線上のようなものか、あるプロダクトの強烈なファンによって構成される「ファンクラブ」のようなもの。
(厳密にはもっと説明しなくてではですがここでは簡単に)

で、個人的にはこの双方ともに欠陥があると思っていて、前者はひとりの影響力に拠り所があるため、その方が失速すれば離れる可能性があるということと、後者はプロダクト側が「ギブをし続けないと」ユーザーが離れる可能性があり、且つはじめからのファンによる新参者の排除という「古参問題」があります。

総じて双方ともに、「拡がりがどこかで止まる」という観点で似ています。

そういった意味では、続く「サロン」ってなんだろうと考えると、昔の社交場やスナックのように、オーナーがいながら主体者はお客さんに手渡しているような感覚を作ることでして、その感覚の担い手が「感度」や「カルチャー」なんですよね。

「なんとなく気の合う人がいそう」という場を作ること、その上で場を入れ替えることや(一期二期としていること)学ぶという機会をベースにしていることが、場が荒れず、且つ求心力が上がっていくことにつながるのですが、そのあたりがこのサロンは絶妙に機能しています。

それは多分に皆さんさんの場の作り方に寄与しているのだと思います。

8/25(火)

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「オウンド」と呼ばれる企業発信にはどんなものがあるのか?上長から投げかけられたとある質問を受けて改めて考えてみる(下記は返答としてのメールを改変したもの)。

おそらく以下の3つの型になるのだと思う。

某自動車メーカーのようなビジョン伝達をカジュアルにマスに向けて最大化させる「プロモーション型」と、直接売り上げにつなげるために、安価でせっせとコンテンツを量産しては検索結果で接点を増やす「コンテンツマーケティング型」、そして「サイボウズ式」やユニクロの「Life wear magazine」のようにメディアに企業のビジョンを内包させながら、メディア単体で読者を作りブランド化にすら寄与させるカルチャー型」の3パターン。

今うちのnoteでやろうとしていることは、メディアとしては「カルチャー型」だけど、ユーザーを巻き込んでいくコミュニティとしての役割ももたせている。

つまり「ファン集め×ファンの推奨」の掛け合わせを追求することで、発信装置としてのメディア機能にプラスしてコミュニティやUGCの起点としても機能させることを狙ってもいるというわけだ。

その上でメディア運営をする上で留めておくことは、「文化形成まで担うことを諦めない」「読者との関係を自ら作っていく」「発信を他人任せにしない」このあたりなのだと思う。

またまとめてみたい。

8/26(水)

朝一でとあるオンライン試験を受ける。しかしながらサーバーエラーで一向にページが開かない。

慌てて問い合わせればどうやら多くの人も同じ事象が起きているとのこと。

こういう時の現場の胃の痛くなるような感じは容易に想像できるので(web制作会社出身)、「お疲れ様」と素直に思う。

結局のところ、人は自身が経験した範囲でないと想像力は発揮できないもの。数日前にエアコン業者にイライラしてしまった自分を恥じた。

8/27(木)

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チーム内で、コミュニケーションがうまく働かずに悩んでいるという話を聞く。

この手の話からよく出てくるのが「雑談」なのだけど、そこから解決したという話はあまり聞かないし、僕自身も懐疑的だ。

「雑談」から光るアイデアが生まれたり、モチベーションに繋がったりする有効性はわかる。けれども、雑談というのはそもそも、共通する「本題」があった上で、そこから脇道に逸れていくことで、ふだんの思考からは思いつかなかったことが降りてくるものだと思っている。

だから雑談は「する」ものではなく「なる」ものではあって、「雑談しよう」の声がけから生まれるのはせいぜい世間話なのだ。

今「職場」が機能しない中で必要で有効な「雑談」を生むために必要なことは、オンラインの拵えた業務上の会話の中でも雑談を生み出す空気を作るファシリテーションの技術開発と、仕事におけるチームをコミュニティの機能を付与して再構築することなのだと思っている。

少し大袈裟な話になってしまった。そんな大掛かりではなくとも、聞き上手でありながら、博識で良識溢れる話し上手なリーダーを開発することでもいいと思うし、これからのマネジメントにはそういった点が強く求められると思っている。

8/28(金)

とある企業広報の方からnoteについて教えてほしいということで、朝ミーティングをした。

他社の悩みを聞きながら解決策を模索するのは楽しい。うまくいってほしいな。

今週はやたらとメールを送った1日だった気がする。そしてあっという間だった。8月が終わる。夏も終わる。そしてトンボが舞い始める。


ありがとうございます。 サポートって言葉、良いですね。応援でもあって救済でもある。いただいたサポートは、誰かを引き立てたたり護ったりすることにつながるモノ・コトに費やしていきます。そしてまたnoteでそのことについて書いていければと。