リセットしていく

リセットってゲームのリセットボタンだけだと思っていた。リセットはいろいろあることを最近知った。

ゲームのリセットボタンはただ押せば最初からゲームが始められる。よく兄妹でゲームをしていて私が勝ちそうになると兄さんがゲームのリセットボタンを押して最初からやり直しになり、私がめちゃくちゃ怒ってけんかになり、兄さんに制圧されて終わりみたいな感じになっていた。後味の悪いリセットだった。だからリセットという言葉があまり好きではなかった。

しかし、最近知ったリセットは汚れたキッチンや洗面台をきれいにすることをリセットと呼んでる人がいて、リセットって気持ちがいいなぁと思った。私も実際休みの日になるとキッチンや洗面台のリセットをする。掃除はそんなに得意なほうではなかったが、リセットして綺麗な状態に保つのがとても気持ちがよかった。こんなリセットもあったのかと。

今まで知らなかったリセット。

気持ちのリセットもある。どんなに忙しくても過酷でも休みの日に推しの音楽を聴いたり、出ているドラマを見たり、最近はあまり行けてないけれどライブや舞台挨拶に行って推しを愛でることが気持ちのリセット。また明日から頑張ろうって思える。

リセットというと前は嫌なイメージでしかなかったのだが、最近リセットという言葉は自分にとってとても有意義のある言葉となっている。時代が変われば言葉選びも変わる。私も言葉の選び方が変わってきたのかなと思う次第。

ダメダメだった私の掃除方法や気持ちもリセットと共に前向きに変わってきている。リセットすなわちやり直しだけではなく、元の状態に戻しリスタートさせる。有意義な言葉に変わった。

すべてはリセット出来たらなんて考えていた頃もあったが、すべてをリセットさせるには今の人生を終わらせないとできないことなので到底無理だから少しずつ今日も明日も明後日もリセットしながら心を保っていきたい。

私にとってリセットとは日々のちょっとしたご褒美だと思って毎日を過ごすことが大事。