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めんどくせーなーという体験こそ社会進化の原動力 #258

昨日は、胃カメラと大腸内視鏡検査を行いました。

昨年の長期育休取得を機に、36歳以降は予防医療に投資していこうと思い、健康診断に加えて、毎年受けていこうとイベント化しています。

昨日の検査体験を通して、「めんどくせーなー、嫌だなーという体験こそ社会進化の原動力」なのだなーと感じました。

自分で動いて体験してみると、これはめんどくさいなー、嫌だなーという負の体験ができます。

こうした負の体験を原体験として解消するための新たな技術イノベーションや制度イノベーションが生まれてくるのだと思います。


鎮静剤というテクノロジーで楽に受けられる

胃カメラも大腸内視鏡検査も鎮静剤を飲んで寝てる間に終わります。

着替えて検査して、検査結果の説明を受ける時間も含めて1時間半で終了しました。

本当にあっという間に終わります。昨年は経験のために鎮静剤なしで鼻からカメラを入れて胃カメラ検査をしましたが、これが最悪でしたので、今年は鎮静剤を飲んでやることに決めていました。

この鎮静剤も、起きてる時に胃カメラ検査をするのはオエッとなってイヤだ!という人間の負の解消が原動力になっています。

今回は大腸内視鏡検査にて、2つのポリープ除去手術を行いました。

年間で5万人が大腸ガンで亡くなっていますが、検査で早期発見すると治るガンですので、年間1回は受けると決めて予防医療をしていきたいと思います。

検査食と下剤を飲むのははめんどくさかった

検査自体はとても有効な素晴らしいアプローチですが、前日からの食事制限はストレスがかかります。

検査食しか食べられず、当日も食べられないというのはなかなかのストレスがかかります。

また、下剤を朝から1.8リットル飲み続けるというのもめんどくさいなーという体験でした。

検査前の下剤、1.8リットル

2日間の食事制限をしつつ、下剤を飲むという負の体験がなくなれば、もっと検査をする人も増えると思います。

例えば、大量に飲まなくても、検査直前に胃も大腸もきれいにできるクスリや普通の生活をしていても、高精度に見えるカメラ、カメラを入れずともポリープを簡単に除去できる技術なども、イノベーションの余地がたくさんあると思います。

胃カメラの製造に関わった航空技術者

少し話はそれますが、そもそも胃カメラの開発は、終戦で仕事を失った航空技術者が戦後に開発を始めたのが経緯となっています。

映像の世紀を観ると、こうした技術の進化を学べます。

これくらいどんどん技術イノベーションが進むのを学ぶと、1粒飲むだけで胃や腸がクリーンになる下剤や、通常の生活をしながら大腸の状態を正確にモニタリングできる技術が開発されるのも近いと思います。

日常生活の不満もすべてこれからの社会進化のタネ

日々生きていても、なんかめんどくせーなと思うことにこれからの社会進化のタネに溢れてるのだと思います。

スマホの充電を毎回しないといけないことや、クルマの運転めんどくせーなーというのも、充電不要になる技術の進化や、自動運転技術がどんどん発展しているように、変わり続けていくと思います。

今回の検査から、人間の「めんどくさい」「大変だ」という感情こそが社会進化の原動力であることを痛感しました。

これからもたくさん自分で経験してみて、直接的にめんどくせーと思う貴重な体験を積んでいきたいと思います。


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