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想いを込めた仕事をする -本業に本気になれるか- #298

皆さんこんにちは。双子パパTakaoです。

今日は、年収を上げるにはというテーマで、本業において、想いを込めた仕事を重ねることが大切だ!ということを書きたいと思います。

木下さんが昨日のVoicy配信でド正論をズバリ指摘されています。本業で昇進昇格していくことが一番収入が上がるし、力が付く。本業の仕事をないがしろにせずに、もっと本気で働け!と語っておられます。

この指摘はその通りだと思います。そのうえで、本業に想いを込めるからこそ、こだわりが生まれ、プロフェッショナルとして鍛えられるのだと思います。想いを込められないなら、その仕事を変えて次なる探究をしたほうが良いのだと思います。


副業よりも本業の掘り下げが王道

何かと副業、マルチワークが大切だと言われますが、コアにあるのは、あくまでも本職、本業です。

投資においてもコア戦略をきちんと固めていないと、サテライトは意味を持ちません。

事業においても、メインの稼ぎ頭の事業を深堀しているからこそ、次なる知の探究にリソースを再投資できます。

ジブン株式会社の経営においても、本業でしっかりと稼ぐことは、一丁目一番地の最重要事項になります。

1日の大半を費やす本業に取り組むことで人的資本の価値を高め、仕事のつながりを通して社会関係資本を豊かにし(社内の人だけではない社外の関係も大切)、それらを金融資本にしていくことが、もっとも大切です。

老後の不安を煽る言説がありますが、年金は報酬比例というシステムがあるため、現役時代にしっかり稼ぐと高くなります。企業年金なども同じくです。

そもそも本業で実績のない人が手掛ける副業はたかがしれています。掛け合わせで価値が作られていくため、本業で積み上げてきたプロジェクトの実績が次なる本業の価値を副次的に高めていくのだと思います。

ジブンの想いを込めた仕事ができているか

仕事においては客観的な指標に振り回される人が多くいますが、客観的な指標で仕事を評価する前に、自分の主観的な心の視点から、そもそも想いを込めた仕事をしているだろうか?と問いかけることが、ジブンの本業での価値を高めるうえで、極めて大切なポイントになります。

なぜなら、想いを込めた仕事でなければ、顧客志向が高まらず、仕事における信念が育まれないからです。

何のためにこの仕事はあるのか、お客様にどんな価値を提供していけるのか、社会的にどのような意義があるのか、なぜジブンが貢献できるのか、などといった目的観や仕事の意味は、当事者が想いを込めていないと語れません。

どんな分野であれ、顧客志向、信念のないプロフェッショナルはお客様から頼られません。

逆説的に言えば、想いを込められない仕事では、その人のやる気は下がりまくり、プロフェッショナルとしての内なる満足感や充実感は得られません。

この点は木下さんと石塚さんとの対談が浮き彫りにしています。

ですので、まずは足元を掘り下げて、どんな仕事の分野でも、想いを込めた仕事を重ねていくことが自分を大成させる要件だと思います。

人材開発の専門的な視点では、プロフェッショナルになるための経験学習には5年程度の熟達経験が必要で、その際に漫然と働くのではなく、顧客志向のための競争環境で鍛えて、自分なりの信念(仕事における大切なポリシーのような考え)を育むことが大切だと指摘されています。

外側にある指標で働くのではなく、自分の内側にある想いを原動力にして働けるかどうかが問われています。

想いを込めた仕事で人生を拓く新津さんの事例

具体的な例を紹介します。

空港の清掃会社で働く新津春子さんのキャリアは、求められずとも、想いを込めて、顧客志向で働くことによるキャリアの拡張を象徴しています。


詳しくはプロフェッショナル仕事の流儀や著書を読んでいただければと思いますが、

誤解を恐れずに言えば、清掃の仕事が社会的に高く評価されているとは言えないなかでも、黙々と想いを込めて働き、積み上げてきた実績、人的資本が新津さんのキャリアを大きく拓いています。

新津さんの仕事に込める想いや細部へのこだわりをみていると、社会彫刻の考え方で、自分の仕事をアートレベルに高めているのを感じて、畏敬の念を抱きます。

研修、人材育成へと広がるキャリア

新津さんのご活躍を拝見すると、一般向けの清掃技能の紹介、動画や書籍の販売、人材育成などにも仕事を広げておられるため、典型的なコアの本業が後々の副次的に派生していく美しい事例だと思います。

何より新津さんのキャリアが強いのは、清掃技能というコアの仕事はなくならず、さらに、国内外への技能伝達、三つ星ホテルの研修など、クリーンネスが求められるマーケットでは引き合いが続くという点にあります。

本の出版や研修などは営業ツールとして、さらに信用を補完するため、一気に社内関係資本と金融資本を豊かにしていく力学が働きます。

このケースをみていると、どんな仕事であれ、まずは目の前の仕事にこだわる、極める、という姿勢がいかに大切かを感じます。

私自身、目の前の仕事にもっと想いを込めて働き、もっとお客様を大切にし、同僚を大切にしていけるジブンの心を豊かに広く、深くしていきたいと思います!








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