【レポート】2024年の新入社員の特徴とは!?:リクルートマネジメントソリューションズ(2024年7月12日公開)
「今年の新入社員は・・・」という言葉はいつの時代も聞かれるものです。では、2024年の新入社員の特徴はどのようなものなのでしょうか。新入社員を受け入れている現場のマネジメントや人事部門にとって有益な情報をリクルートマネジメントソリューションズさんがまとめてくださっています。
世代論について
このレポートを取り上げておきながらややこしいことを言いますが、私は世代論が好きではありません。括るには無理が生じますし、個々の多様性を無視するかのような過剰な一般化はどうなんだろうと思うタイプです。
リクルートさんも近いお考えをお持ちのようで、表紙の次のスライドにはことわりがきのような内容があげられています。
こういうの、個人的には好きです。故・河合隼雄氏を引用しているのもいいですね。
基礎データ
本レポートは新入社員を対象としているわけですが、調査対象者の平均年齢は21.7歳で大卒以上が84.5%となっています。というわけで学士卒がメインとなっているようです。
企業規模については、300名未満企業の比率が66.5%となっているので、中小企業の方がやや多いといった感じでしょうか。
マナーを身に着けたいのはコロナ禍の影響!?
働くうえで大切にしたいことに関する調査では、「社会人としてのルール・マナーを身につけること」が6年ぶりに1位になったとしています。
ルールやマナーを身に着けたいというのはだいぶ意外な印象があります。ただ、コロナ禍での学生生活のためにリアルの場面での他者とのコミュニケーションが制約されていた世代であるために、こうした点への課題意識があるのかもしれません。
働くうえで大切にしたいこと
働くうえで大切にしたいことに関しては、確実性と挑戦性の二つが過去最高の回答になったという興味深い結果が出ています。やや矛盾した内容ですが、新入社員ごとに意識が二極化しているのでしょう。
もう一つ興味深いのは「何があってもあきらめずにやりきること」が過去最低となっている点です。「ガンバリズム」で働いてきた方々には、新入社員がこのような意識を持っていることをよくよく留意しておいた方がよいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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