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【論文レビュー】ハンガリーでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Veres et al. (2017)
Savickas & Porfeli (2012)の国際版キャリア・アダプタビリティ尺度にはハンガリー語版のものもあります。形式を見る限りでは、ポスターセッションでの発表のものと思われ、必要不可欠な最小限の内容なのでとても理解しやすかったです。
Veres, P. D. S. A., Farcas, P. D. S. S., Petric, P. D. S. E., & Szamosközi, I. (2017). Career Adapt-Abilities Scale-Transylvanian Hungarian Form: Psychometric Properties and Relationship to Work Experience. Preparing for the future, 3(1.01), 82.
記述統計
本論文では、高校生203名と大学生491名を対象とした実証研究を行っています。記述統計は以下のとおりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1711512204986-qMz8yL6U3E.png)
天井効果が見受けられる設問が一つあり、また後で述べるように好奇心(curiosity)の#5は確認的因子分析から外されています。
モデル適合度
若干、尺度としては微妙ではあるものの、4つの下位因子で好奇心の1設問を除いた23設問の確認的因子分析を行った結果、適合度は問題なかったと結論づけています。
ただ、RMSEA=0.078、SRMR=0.097とどちらも値は決してよくはないので、適合度がどうかは議論の余地があると言えるでしょう。
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