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【論文レビュー】ミャンマーでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Hlaing (2018)
Savickas & Porfeli (2012)の国際版キャリア・アダプタビリティ尺度の検証はミャンマーでも行われています。ここまで調べた中では、アジア諸国(地域)においては中国、台湾、マカオ、韓国、フィリピン、イラン、インドネシア、タイなどで行われています。けっこうキャリア・アダプタビリティ研究はされていますね。
Hlaing, S. S. (2018). The Effect of Career Social Support on Career Adaptability and Perceived Employability of MBA Students (Doctoral dissertation, MERAL Portal).
記述統計
ミャンマーでの研究はヤンゴン大学のMBA学生84名を対象に行われています。本論文では、図表の書き方がちょっと微妙なのですが、4次元それぞれでまとまって報告してくれています。
関心
5番目の設問が天井効果がちょっと怪しい感じになっています。それ以外もスコアは高い傾向があるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714826439535-hP547hAyKn.png)
統制
統制については1番目の項目が天井効果があやしいです。それ以外のスコアの高さは関心の設問と同様です。
![](https://assets.st-note.com/img/1714826485860-Lr6a46QpkJ.png)
好奇心
スコアが全般的に高いのは他の次元と同様ですが、大きく気になる設問はありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1714826540864-3ZMftRbr28.png?width=1200)
自信
自信は非常にスコアが高いものが多いものの天井効果は大丈夫そうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1714826586020-y6T0yFvmz3.png)
所感
こうやって複数の尺度開発論文を同じようにまとめ続けていると、フォーマットは似ていても著者によって書き方はいろいろなのだなーと感じます。正直、極めて基礎的なことではありますが書式がイマイチな論文は印象が今ひとつなんですよね。
もちろん、論文を書いて発表することそのものが尊敬に値するものなので最大限リスペクトはしますが、自戒を込めて自身の論文を書く際には留意したいと思います。
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