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【統計のキソ】項目反応理論について調べてみた。

今回のタイトルをよく見てください。「とは何か」ではなく「調べてみた」であり、項目反応理論(Item Response Theory:IRT)について理解できていないのでさまざまな参考情報のご案内、ということでお許しください。確認的因子分析等のわかりやすい解説でお馴染み(?)のビジネスリサーチラボの能登さんの解説をもってしても私には理解しきれなかったので、以下に色々な情報を紹介させていただきます。

心理統計の基礎テキストでの説明

調査に関して基本的なことをおさらいするためによく読み返す『なるほど!心理学調査法』にも載っていました。少し長いですが、引用します。

項目反応理論(item response theory:IRT)は、古典的テスト理論に変わる分析モデルとして一般的に使われるようになり、比較文化調査でも行なうことが望ましいとされている(田崎、2008)。得点には真値と誤差があるとする古典的テスト理論に基づいたモデルに対し、項目反応理論では、得点に対する反応を検討する際に項目の難易度を考慮したモデリングを行なう。本来、項目反応理論は正解不正解の存在する試験のような項目の分析のために開発された分析モデルであるが、心理尺度のような連続的な反応にも応用することができる。
『なるほど!心理学調査法』p.156

ここで読み取れるのは、①得点に対する反応を検討する各項目の難易度を考慮できること、②リッカート尺度など心理尺度のような連続的な反応にも活用できること、の二点でしょう。

BRL能登さんの説明

次にビジネスリサーチラボ(BRL)の能登さんのコラムです。いつも勉強させていただいておりますが、項目反応理論についても書かれています。ただ、「基礎」と名付けられているにも関わらず、だいぶ難しいです。以下をお読みになってみてください。

ここで気になるのは項目特性曲線(item characteristic curve:ICC)です。もう少し読んでみようと思います。

Chat GPT先生の回答

Chat GPT先生にも聞いてみました。こちらも長いですが、以下にそのまま貼り付けます。

(問い)
項目反応理論について教えてください。

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(回答)
項目反応理論 (Item Response Theory, IRT) とは、試験やアンケートなどで使われる項目の性質を解析するための統計理論です。IRTは、項目の難易度や識別度を評価することで、受検者の能力をより正確に推定することができます。

IRTによる分析では、項目のパラメーターと呼ばれる数値が求められます。項目のパラメーターには、以下のようなものがあります。

  1. 難易度パラメーター: 項目がどれだけ難しいかを表す数値。難易度が高い項目は、能力の高い人だけが正解できるような問題です。

  2. 識別度パラメーター: 項目がどれだけ能力の高い人と低い人を識別できるかを表す数値。識別度が高い項目は、能力の高い人と低い人を正確に区別できる問題です。

  3. 切片パラメーター: 項目に対する反応が偏る可能性がある場合に、調整するために用いられるパラメーター。

IRTは、試験の品質管理や受検者の能力評価、試験の形式の改善などに役立ちます。また、IRTを用いることで、複数の試験やアンケートのスコアを比較することもできます。ただし、IRTは複雑な統計理論であり、専門知識が必要なため、実施には注意が必要です。

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というわけで、後で色々調べ直すために一旦資料を集めてみました、という報告です。以上!


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