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海外発!アーティストのためのSNS「Cara」を始めてみた

私はインクペン画を描いていて、その日々の創作発信のプラットフォームとしてInstagramをメインに使っていますが、最近はアルゴリズムの変化などによってトラフィックが激減したと感じています。

また、AIによるアートが増加した中で作品が適切に守られていないと感じたり、通常のポストよりもリールなどのショートムービーを優先するような動きに辟易しているアーティストが沢山いて、Instagramをメインのプラットフォームにするのをやめる動きが沢山見られました。

少し前にMeta社(Instagram, Facebook, Threadsの会社)が、「Instagramに投稿された画像や動画はAI学習のために使う」と発表したことが引き金となって、ここ数日私がInstagramでフォローしている海外のアーティストたちがこぞって「Cara」というSNSを始めて、Instagramのフィードに「Caraを始めてみたら素晴らしくて、今後Instagramから撤退してCaraにポストしていく!」という投稿が押し寄せてきました。

実際に昨日の時点でユーザーは30万人を超えたそうで、現在は急な利用者増による色々な対応に追われているそうです。クリエイターが中心なのでThreadsほどのスピード感はないかもしれませんが、今一気に伸びてるSNSの一つであることは間違いないようです。

何がそんなに新しいのか、Instagramとはどう違うのかなどが気になり、自分もこの波に飛び乗ってみることにしました。

まだ始めてみて数日しか経っていませんが、使ってみた感想についてざっくりとまとめてみたいと思います。

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「Cara」はアーティスト向けのSNS&ポートフォリオプラットフォーム

Caraについては、まず最初に感じたのは「InstagramとX(旧Twitter)の良いとこどりをしたSNS」で、それに加えて「生成AIを排除した、アーティストのポートフォリオとしても使えるプラットフォーム」という印象。Instagramと違うのは「リポストができる」という点。

また、自分でポストをしていくと「ポートフォリオとして投稿する(Instagram的)」のか、「その日の出来事として投稿する(X/Twitter的)」かを選べるのがまず良いなと思いました。これは投稿画面からポートフォリオに追加するかを選べるので簡単。

こちらはポートフォリオタブ
こちらはフィード(タイムライン)


タブでポートフォリオかフィードかを分けることができるので、例えば求職中の人はデフォルトの表示をポートフォリオにすると作品がまとまって一目で作風が伝えられますし、日常的に使用している場合はフィードをデフォルトページに設定するということができますね。

タブでInstagram的な表示か、X(旧Twitter)的な表示かを簡単に切り替えられるイメージですね。個人的には、最初フォロワーが増えるまでの間はポートフォリオをデフォルトにした方が、自分がどんな作風なのかを一目で見てもらえるのでフォロワーが増えやすいかと思います。

「生成AIを排除」って、一体どうやってるの?

CaraにはAI画像を自動的にフィルタリングして検知する機能が備わっているので、AIで生成された作成した画像は投稿することができないことは理解できるのですが、自分がCaraに投稿した画像をスクショされたり生成AIに読み込ませて使われる可能性も排除することができるとのこと。

それは具体的には以下の公式Instagramの投稿、もしくはこちらの公式ブログで解説されてます。

Glazeというツールを介すことによって、生成AIがアーティストのスタイルを模倣できないように妨害した形に作り変えることができるようで、Glazeを使ったデータはAIが正確に取り込めなくなるようです(※スクショされた場合とかでも大丈夫なのかとかまだ完全には理解できていませんが、スクショの場合でも大丈夫だとInstagramのコメント欄で書いてありました)

このGlazeというツールは、Caraでは「Cara Glaze」のβ版がリリースされたばかりで、現在は認証されたアカウント(Cara Portfollio account)では利用できるようですが、デフォルトのアカウント(Community account)では今後段階的にアクセスできるようになるようです。

この機能が簡単に使えるのであれば、自分のスタイルを勝手にAIに読み込ませて作風をコピーされるリスクも減らせますよね。

今後はクリエイティブ産業の発展の中に生成AIは避けて通れない時代が来るのは間違いありません。そんな中でアーティストが投稿するプラットフォームを選ぶときに、Caraのようなクリエイターの側に立った倫理観を持ったツールが第一選択肢になってくると思います。

地味に嬉しい「カスタムできるホームフィード」

%で見たいコンテンツのバランスを決められる

自分のホームフィードに流れてくるコンテンツは、InstagramやXではコントロールできないですよね?

例えば、もっと自分のフォロイーさんの最新情報だけ見たいという人や、フォロイーさんのつながりの方の投稿までもっと見たいという人、またサイト全体でバズってるコンテンツを積極的に表示してほしいとか思ったりしませんか? 

TwitterからXに変わったタイミングで、フィードに流れてくる情報の密度というか、アルゴリズムの変化によって時系列で情報を追いにくくなったりと使いにくくなったりしました。

Caraでは、フィードに流れてくる情報を%(パーセンテージ)で割合を設定することができるんですね、これ地味に嬉しい。

アニメーションGIFも投稿可能!動画はまだ投稿できない

現在はまだβ版の機能で検討中とのことですが、現段階ではGIFア二メーションも投稿が可能なようです(※6/3時点では試しに投稿したGIFアニメーションは作動しました)

アニメーターをサポートしたいそうで、今後将来的にはビデオの埋め込み機能も追加される予定とのこと。ちなみに現時点では動画はポストできませんでした。

使い始めた感想は・・・

まず、自分がクリエイターであることが大いに関係していると思いますが「ものすごく楽しいです!!!」

久しぶりにワクワクする感じがあるというか、色々とクリエイターに配慮されたSNSであると同時に、検索したときにヒットしたり流れてくる世界中のクリエイターの作品を見る楽しさがすごい良いです。

しいて言えば、言語が基本「英語」であることが人によって使いにくい点に挙げられるかと思いますが、使用方法自体は各種SNSに似ているので問題はないと思います。

あとは、まだベータ版なのでマイナーなトラブルが起きやすいと思いますが、そういう不具合を差し置いてもかなり期待が持てます。

日本人クリエイターが今後どの程度Caraのアカウントを作って使用していくのかはまだ不透明ですが、InstagramやX、Threadsを使っていてモヤっている方は、試しにCaraを使ってみるといいかもしれません。

その際は是非私のアカウントもフォローしていただけますと喜びます。

Caraで私のページをご覧いただくにはこちらからどうぞ 
➡ Cara @takaomiura

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