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ウジ虫の入ったサルデーニャチーズ食べれますか?

サルデーニャ島には一度だけ行ったことがあります。その時は夏でしたが、残念ながらヴァカンスではなく、大学の先生と生地の研究のため、車で島1周のリサーチ旅行をしました。
初めのうち、サルデーニャに住んでいる方(イタリア人)もガイドをしてくれていたので、普通の観光では見れないところも見ることが出来ました。
普通の観光では見ることが出来ない、といえば、まだそのツアーを始めて間がない頃、昼食を取ろうと、途中で車を停めガイドさんが準備してくれたパニーノやサラミなどを食べ始めました。
で、そのガイドさんが食べているチーズ、なんだか中に動くものが…
よくみてみるとウジ虫(虫の幼虫)みたいなものが動いているんです。その人が用意してくれたチーズなので、ちょっと躊躇しながらも「何かチーズの中で動いてるよ」と言うと、「あっ、これはこう言ったもの」とそのチーズのことを教えてくれました。
そのチーズについて、うちのサルデーニャのブロガー、sardiniatabi (Carla & Giorgia)が昨日インスタにアップしていたので、こちらでも紹介させてもらうことにしました。

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sardiniatabi (Carla & Giorgia)
サルデーニャにしかないチーズがあります。カース・マルツゥ(Casu marzu)、サルデーニャ語で『腐ったチーズ』と言う意味です。
このチーズの作り方はとてもユニークです。カスマルズを作るためには、まずサルデーニャで一番有名なペコリーノチーズを外に置き、虫がチーズの上にたくさん卵を生むのを待ちます。
その後、卵が孵ると発酵が始まり、3ヶ月後チーズの中がクリーム状になりカスマルズが出来上がります。
チーズの中では虫がまだ生きているのですが、虫もそのまま一緒に食べます。この幼虫は15cmほど飛びはめることがあるので、目を保護して食べた方が良いです…

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カスマルズは、ここ何年か販売されていません。現在は虫の幼虫が使われているため、衛生面で問題があると言うことで禁止されています。
このチーズは危険だ、と言われていますが、このチーズを食べた人が病気になったり問題が起きたと言うことは一度もありません。なので、禁止されていても、危ないものではありません!
と言うことで現在販売はできませんが、好奇心旺盛な観光客に見せるために、まだ今でもカスマルズは生産されています。
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カース・マルツゥは、ゴルゴンゾーラと同様、誤って生まれたチーズです。2009年、ギネス世界記録では、人間の健康のために世界で最も危険なチーズに認定しましたが、それを裏付ける科学的証拠はありません。
熟成期間は1~3ヶ月、生産時期は3月~9月です。適切な成熟度は、幼虫のほとんどがまだ生きているときです。これは、チーズが健康な状態で、幼虫が動かない場合は、もうチーズが悪くなったということです。
チーズの分解プロセスは熟成中に行われ、ハエはコロニーを形成した後、産卵します。幼虫に変身し、チーズ自体を食べ、甘くて少しスパイシーな味のクリームに変身します。カース・マルツゥはカラサウ(パン)にのせて食べるととても良いコンビネーションとなります。それに素晴らしいグラスのサルデーニャワイン、カノナウを合わせて飲むのは最高です。

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このウジ虫の入ったチーズということで、調べてみると、イタリア国内では結構他の地域でもこの手のチーズが作られていた様です。
いくつか挙げると、ウーディネ(Udine)のサルタレッロチーズ(Saltarello)、ピエモンテ州のブロスカマルチャ(Bross ch’a Marcia)、エミリア・ロマーニャ州のロビオーラ・ニッサ(Robiola Nissa)、アブルッツォ州のこれもペコリーノ・マルチェット(Marcetto)モリーゼとプーリア州のカス・プント(Casu Punt)もしくはプントゥ(Puntu)、それにカラブリア州アスプロモンテ山のカス・ドゥ・クアッギュ(Casu du Quagghiu)などなど。
皆さんも一度試しにどうですか?

他のブログはこちらで見れます。https://www.takaomilano.com

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