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HKT48 ついに初登場首位を逃す…


Hey! Say! JUMP、HKT48、TWICEが同じ日にCDシングルを発売した。
いくら、CDなんて、今では一部の音楽マニアや、あるアーティストの熱心なファンがお布施的に買うだけのものとなり、一般人は買わなくなったし、いまだにCDのセールスポイントを重視していて音楽シーンの実態を反映していないオリコンのチャートなんてオワコンだとはいえ、この3組が同日発売するというのはなかなか衝撃的だった。

Hey! Say! JUMPはデビュー以来、これまでに28作連続でオリコン首位を獲得しているし、HKT48もデビュー以来、13作連続でオリコン首位を獲得している。TWICEは全作首位獲得とはなっていないものの、これまでにリリースした日本語CDシングルは7作品中、過半数の4作が首位に輝き、残りの3作が2位を記録している。

通常なら、いかにも日本的なレコード会社・芸能事務所間の談合で発売日を調整し、誰もが首位を獲得できるようにしていた案件だ。

ところが、そうしないということは、レコード会社や芸能事務所の間には、オワコンになったオリコンで首位を獲得するよりも、コロナ禍で金銭的余裕がなくなったので、目先の収入を手にする方が優先だという考えになったということなのではないだろうか?

まぁ、HKT48に関しては、本音としてはオリコン1位を取りたいと思っているが、コロナの影響でいったん発売日を延期しているので、再調整してもらうことも難しいなら、発売日がジャニーズとかぶって首位を逃すことになっても仕方ないという境地なのではないかと思う。

結果としては、予想通り、Hey! Say! JUMPが初登場1位を記録し、29作連続の首位獲得となった。
まぁ、こういう発売日調整の談合はジャニーズの意向が優先されるだろうから、HKT48やTWICEの運営側・レーベル側は首位獲得を諦めていたんだろうなという気はする。

HKTのデビュー以来のオリコンチャート初登場首位連続記録(女性アーティスト最多)がついに途切れてしまったのは残念だ…。

まぁ、元々は3月リリース予定だから、ジャニーズとのかぶりを避けられなかったんだろうけれどね。

こうした複数バージョンをリリースしたり、イベント参加券をつけたりして、ファンに複数枚のCDを買わせる手法を、“ジャニーズ商法”とか“秋元商法”とか“K-POP商法”とか呼んだりするが、どれもやっていることは同じで、特定の勢力を叩きたい連中が言っているだけだったりするからね。
ネトウヨ思想を持つ者が多い秋元系アイドルのオタクが“K- POP商法”とか言っているのはギャグでしかないと思う。

今回だって、Hey! Say JUMP「ネガティブファイター」、HKT48「君とどこかへ行きたい」、TWICE「Kura Kura」、いずれも複数バージョンで発売しているし、オンラインかリアルかという違いはあれど、いずれもイベント参加券がついているし、HKTに至っては、人気楽曲ランキングを決めるリクエストアワー(リクアワ)の投票券までついている。

だから、どの勢力も音楽以外のもので売ろうとしていることには違いないので、ジャニーズだけ、秋元康だけ、K-POPだけといったように特定の勢力だけを上げたり下げたりすることはできないと思う。

それにしても、Hey! Say JUMPとHKT48の売上枚数の差は拮抗といっていいレベルだったが、TWICEは完全に離されているって感じだったな。

まぁ、TWICEは前作「BETTER」の時点で既に初動売上枚数がその前の作品の半分以下になっていたので人気は下降しているのだと思う。というか、ジャニーズや秋元系アイドルよりも接触イベント目当てでCDを購入している人の比率が高かったんだなというのが明らかになったのでは?

コロナ禍になって、TWICEは日本国内での対面での活動ができないからね…。ということは、この3組で一番、ファンに音楽を聞かれていなかったのはTWICEということになるのか…。

K-POPは古くさい音楽をいまだにやっているジャニーズや秋元康と違い、洋楽レベルの音楽をやっていると絶賛されることが多いが、ファンはそんなに音楽面を意識していないんだなということがよく分かるな。

ところで、今回、3組はいずれもDVDつき(Hey! Say! JUMPはブルーレイつきもあり)バージョンも発売しているけれど、TWICEはそのDVDにはMVが収録されていないんだよね(メイキング映像のみ収録)。

スペシャなどの音楽専門チャンネルやYouTubeなどの動画配信ではショート・バージョンのMVを流し、フル・バージョンが見たい人はDVDつきのCDを買えみたいな戦略を取ることが、ジャニーズやアニソン、一部女子アイドルには多かった。

K-POPはあまり、そういうセコイ商法を取らず、積極的にYouTubeなどでもMVを流す方針なので、TWICEが付属DVDにMVを収録しなくなったとしても驚きは少ないとは思う。

NiziUも最新CDシングル「Take a picture/Poppin' Shakin'」で同様に付属DVDにMVを収録しない手法を採用していたしね。

ジャニーズだったら、両A面シングルだったら、片方のMVだけしか収録していないバージョンを複数出して、両方買わせたりするくらいだからね。まぁ、ダウンロードやストリーミングよりCDの方が単価が高いから、CDを1枚でも多く買わせたいってことなんだろうけれどね。

TWICEやNiziUが付属DVDにMVをつけなかったのは、YouTubeの再生回数を増やし、なおかつ、CDの売上も伸ばすという作戦なんだろうね。

あとは、オリコンよりもストリーミングや動画再生回数のポイントが重視されているBillboard JAPANのチャートを意識しているってことなのかな?付属DVDにMVを収録しなければ、CDのセールスポイントに加えて、YouTubeの再生ポイントも大幅にプラスできるからね。

それにしても、HKTの連続記録が途絶えたのは残念だ…。今回のシングル、かなりの良曲だったんだけれどね…。
歌詞メンバーが異なるW選抜というシステムで、表題曲を2バージョン出したのも、複数枚買いさせるための作戦だったんだろうし、リクアワの投票に関しても、通常ならHKTモバイルやモバメ(メンバーからのメールが届くシステム)のアカウントを持っていれば、CDを買わなくても投票できたのに、今回はCDを買わなくては投票できないシステムにしたのも1枚でも多くCDを買わせるための作戦だったのではないだろうか。
でも、コロナ禍で握手会などの接触イベントが開催できず、対面イベントも限定的となると、やっぱり、音楽よりイベント目当てのファンは離れていくよねってことかな。

HKTは福岡のグループと言っておきながら、関東のファンが多かったから、コロナ禍になって、関東での活動が激減すれば、そりゃ、ファン離れが加速するのは仕方ないよねって感じかな。

それから、元々、3月発売予定だったから仕方ないんだけれど、結果として5月発売になったのだったら、IZ*ONEとしての活動が終了したさくらたんと奈子を表題曲では無理でも、せめて、MVを作成しないカップリング曲の選抜に入れていれば多少は売上も変わったのではないかとも思ったかな。

まぁ、ジャニーズは元々、対面イベントは秋元系やK-POPよりは少ないし、MVのスペシャなどでの放送やYouTubeなどでの公開は限定的だから、ファンはオンラインイベント参加券でも十分なご褒美に感じてしまうってのはあるよね。だから、ちょっとしたオマケがつけば、ジャニオタは熱心にCDを買うしね。

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