第2回 ももクロ一座 特別公演　11月25日(土)18:00

第2回 ももクロ一座 特別公演　11月25日(土)18:00

ミュージカル 『CHANGE THE FUTURE！～未来を変えろ～』とライブショー『ももいろクローバーZ 大いに歌う2023』の２部構成による本公演は本来は2021年秋に上演される予定だった。

普段はななかなか、ももいろクローバーZ関連のチケットを入手しにくいが、明治座の会員登録をしているおかげで21年秋公演のチケットは何とかゲットすることができた。

ところが、新型コロナの感染拡大の影響で公演は延期されてしまった…。

そして、22年4月に改めて上演することがアナウンスされたが、日程はなかなか発表されなかった。明治座のスケジュールはかなり先まで埋まっているから仕方ないんだけれどね。

そして、日程が発表されないまま、22年11月には高城れにの結婚が発表された。現役アイドルの結婚や恋愛の是非に関する議論はここでは置いておくが、彼女の結婚で本公演は延期ではなく正式に中止となるのではないかと思った人も多かったのではないだろうか。妊娠・出産の可能性もあるわけだしね。

そんな中、2年前に予定されていた公演のチケット当選者を対象にした先行販売が行われるとやっと発表されたのが今年9月だ。

長かった…。

よく考えたら、2年前に延期となった時の払い戻しって酷かったな。ローソンが手数料まで払い戻ししたくないからか、一度、発券させてから払い戻し手続きをさせるというクソなシステムだった。本当、ライブエンタメ業界って発券手数料とかシステム利用料とか1ドリンク制とかチケット代以外にぼったくる金が多すぎるよね！

そんなわけで、れに結婚でももクロ熱は冷めかけてはいたが、試しに再応募してみたら、きちんと当選した。さすがに、前回の当選者救済の先行販売なんだから、アコギなことはしなかったってことか。というか、ももクロ側主導なら落選していたような気もする。明治座の会員だから優遇されたんだろうね。2年前に延期となった時に代替公演として行われたライブはももクロ側主導でチケットが販売されたから当選しなかったしね。

ミュージカルパートに関しては、よくある悩める若者が別世界に迷い込み（本作ではタイムスリップ）、そこで自分探しをするという話なので可もなく不可もなくといった感じだし、やたらとメタなネタが多いのもどうかとは思った。

それに大江戸と言っているから江戸時代が舞台なのかと思ってしまうが、微妙に近代文明も入りこんでいて謎の世界観だった。まぁ、主人公以外にもタイムスリップした人が何人もいて、その人たちが自分の世界の文化を広めたってことなんだろうが。

また、アイドル出演ものに限らず、最近の舞台では演者が噛むのも日常茶飯事になっているので、そのこと自体でどうこう言うつもりはない。

ただ、他のアイドル舞台に比べて、ももクロは演技がうまいなとは思った。とくに、夏菜子の不思議な演技は好きだ。

あと、大友康平が歌う“ff”を聞けるとは思わなかった。これは良いサプライズだ。

ライブパートに関しては何というか自分たちはアイドルではなくアーティストと思っているのではないかとふと思ったりもしてしまうようなセトリだった。

新曲を含む最近の楽曲を中心にしたセトリで、ヒット曲や名曲などのいわゆる代表曲って“走れ！”しかやっていないんだよね。
勿論、新曲だって良い曲だとは思うけれど、舞台のオマケのミニライブとかフェスのステージって個人的には代表曲のオンパレードでいいと思うんだけれどね…。
結局、ももクロの舞台を見に来る人には新規なんてほとんどいない。自分のようなDDやライト層の参戦も少ない。だから、自分たちが歌いたい曲だけでいいよねって発想なんだろうが、何か違うよねって気もする。


《追記》
明治座でアイドル系イベントが開かれる時っていつも入場に時間がかかるよね。こういう大勢が同時間帯に集中して来場するイベントには向いていないのではないかと思う。

あと、確実に男子トイレの数、というか男子用の大便器が足りていない。こういう老舗の会場って劇場側の人間が古い考えだから、男は外で大便をするものではないと思っているのでは？そんなの軟弱だとか。だから、大便器の用意が少ないのでは？

そして思った。やっぱり、モノノフって非常識だね。スタッフが規制退場のアナウンスをはじめているのに、それを無視して騒ぎ続け、メンバーが再登場するまで帰らないというアピールをするのはどうかと思う。結局、モノノフがいつまで経っても帰ろうとしないからメンバーも妥協して出てきたけれど、あれは出てきてはダメだよ。演劇やコンサート鑑賞時のマナーとして、スタッフが終演を告げ退場を促したらカーテンコールやアンコールを求める行動をやめて帰る準備をするのが常識でしょ！