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真夜中にハロー!

全くもって、謎だらけのドラマだった。

結局、あの人生の新たなステージへと向かう扉のシステムって、どうなっているのか全く分からなかった。
母親はどうやって、扉の管理人になったんだ?夫が死んで、ゲストハウスを継ぐことになり迷っている時に初めて扉の存在を知ったといった描写があったが、少なくとも1〜8話に出てきたゲストキャラクターは、扉をくぐり抜けて、ハロプロアイドルのパフォーマンスを見た後は、普通に日常生活に戻っていったわけだしね。
その流れで考えれば、そのまま、ゲストハウス管理人としての日常をスタートさせて、それ以降、扉とは関係なくなるはずなのに、扉の管理人になっているわけだし…。

そして、最終回のラストでは、実家のゲストハウスを出ていったはずの娘が、何故か、新たな扉の管理人に就任している。
どういうことだ?

一瞬、母親の前の扉の管理人はゲストハウスの管理人でもある夫で、その夫の死により、ゲストハウスの管理人を引き継いだ母親が同時に扉の管理人になったという風に解釈してみたが、もしかすると、ゲストハウス自体は関係ないのかも知れないな。

終盤になって、夫が死ぬまで、母親はハロプロ好きではなかったという衝撃の事実が明かされたが、もしかすると、夫が娘と共用していたハロプロ楽曲が入ったiPodの所有者が扉の管理人になるというシステムなのかな?夫の遺品であるiPodに入っているハロプロ楽曲を聞いたことにより、母親は扉の管理人になったし、最終回で娘が実家のゲストハウスを出ていく際に、母親からiPodを預かったことによって、ラストでは娘が新たな扉の管理人に就任していたし。

そうした扉の謎に関しては、dTVで明かされるみたいなことは言っていたけれどね。本当、どうやって、ハロプロメンバーは召集されているんだよって感じだしね。おそらく、上下関係は扉の管理人>ハロプロメンバーなんだと思う。
迷える人たちは、ハロプロメンバーから呼び捨てにされていたのに、母親だけは“さん付け”だったからね。ということは、新たな管理人になった娘は、迷える子羊状態の時は呼び捨てにされていたけれど、今後は“さん付け”になるのだろうか?

前半は迷える子羊たちが、ハロプロメンバーに呼び捨てにされ、“何で初めて会った年下に呼び捨てにされるんだ?”みたいなリアクションをしていたのが面白かったけれど、いつの間にか、それがなくなってしまったのは、ちょっと寂しいかな…。

それにしても、本作もそうだけれど、最近、地上波ドラマって、地上波の放送だけでは完結せずに、後日談とかスピンオフを各種配信サービスで流すパターンが多いよね。

加入者が多いNetflixやAmazon Prime Videoのような国際的サービスだとか、民放各局が共同で運営しているTVerで流すなら分かるけれど、本作のサイドストーリー的なドラマはdTVでの配信だし、「もしも、イケメンだけの高校があったら」のスピンオフドラマはテレ朝のサービスTELASAでの配信だ。国内の特定の企業や放送局が運営するサービスへの加入を誘導させるためにやっているんだよね。ぶっちゃけ、いくら、そのドラマの本編が面白いと思っても、出演者にお気に入りがいても、それだけのために加入しようとは思わないからね。まぁ、熱心なファンはそれだけのために加入するから、こういうアコギな商法がまかり通っているんだろうが、自分みたいなDDには無理だな。そんな商法をしているから、日本の配信サービスは世界から遅れを取ってしまうんだよね。

とりあえず、ハロプロの楽曲って、何気に人生賛歌的なものが多いよねというのを改めて実感できるドラマだったとは思う。
変な曲も多いけれど、本作で使われた楽曲はメッセージ性の強いものが中心だったしね。

あと、オープニング映像で母親役の菊池桃子と娘役の大原優乃が踊っているシーンがあるけれど、よく考えたら、2人とも元アイドルなんだよね。
このキャスティングは素晴らしいと思う。
そういえば、途中の回想シーンで出てきた制服姿の大原優乃、可愛いかったな…。

ところで、何故、放送中にOCHA NORMAによるオープニング曲“恋のクラウチングスタート”をリリースしなかったんだろうか?
メジャーデビュー(CDデビューのことか?)は夏だとしても、配信リリースくらいはしてもいいのではと思った。
ハロプロって、本当、ジャニーズと並ぶ配信に消極的な勢力だよね。まぁ、信者が多いという共通点もあるが。

モーニング娘。'22による“I WISH”のニュー・バージョンはさすがにダウンロードシングルとしてはリリースされているけれど、ストリーミング配信はされていないしね。

せっかくの話題になるチャンスを自ら潰しているようにも見えるんだけれどね。

※画像は公式HPより

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