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My Favorite Movies 2023

今年の新作映画の鑑賞本数は152本。前年より1本減少。インフルやコロナと診断されるような高熱は出ていないものの9月以降は毎月のように体調がイマイチになることも多かったことを考えると健闘したといった感じかな。

内訳は邦画が101本(前年比↑5本)、洋画が51本(前年比↓6本)だった。ちなみにリバイバル上映で鑑賞した作品は3本(前年比↓5本)なので、映画館に通った回数自体で見ると前年比マイナス6本となる。


《洋画ベスト作品》
①オットーという男
②フェイブルマンズ
③AIR/エア
④ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3
⑤パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女



洋画は映画賞レースを賑わせるようなタイプの作品の公開がアカデミー賞授賞式前後の日本公開になるため、どうしても上半期の上位作品がそのまま、年間でも上位になってしまう。トップ5は上半期のままだった。
しかも、今年はハリウッドの長期ストライキのため、下半期は米国映画の話題作の供給が減少したので尚更、上半期から変化なしといった感じだった。

《邦画ベスト作品》
①少女は卒業しない
②彼岸のふたり
③ ブルーを笑えるその日まで
④劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ
⑤ 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎



下半期公開作品で上位に食い込んできたのは③と⑤の2本。



ミニシアター系邦画界隈の閉鎖的体質は大嫌いだ。普段は政府や大企業など権力を批判しているくせに、自分たちが誰よりも権威と化していて、パワハラ・セクハラ三昧のダブスタなことには腹が立って仕方ない。でも、こうして年間ベストのようなものを選ぶとどうしても、ミニシアター系邦画が上位に入ってしまう。困ったものだ…。これもダブスタか?


《ワースト作品(邦洋混合)》
①君たちはどう生きるか
② しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司
③沈黙の艦隊
④こんちには、母さん
⑤マルセル 靴をはいた小さな貝

上半期のトップ5とはガラリと入れ替わった5本になった。退屈な映画、酷い内容の映画が下半期にいかに増えたかがよく分かるというものだ。おそらく、コロナの影響なのか人手不足のせいなのかは知らないが、チェック機能が働かなくなっているのだろう。



①に関してはこんなにあくびが出る映画はなかっなという感じだった。これが今年度の米映画賞のアニメーション部門でツートップの1本(もう1本は「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」)になっているのだから驚きだ。英語字幕や英語吹替版のスタッフが優秀なのかな?



②は野原ひろしが非正規の若者を努力が足りないみたいな感じの自己責任論で説教したのがダメ。確かに現在の貧しくなった日本人の懐事情からすれば、野原家は勝ち組だ。しかし、本来、ひろしは平々凡々な男という設定だったはずだ。つまり、非正規の若者側のキャラなのだから、若者を励まし、若者を非正規に追いやった政治家や企業を批判しなくてはいけないんだよね。クレしん精神が欠如している作品なんてクレしん映画ではない。ガッカリだ。なので、これまでの全てのクレしん映画をDVDや Blu-rayで所有していたが、本作のソフトは買わないことにしたし、これまでの作品もブックオフに売り払ってしまった。

③は中途半端な終わり方に呆れたものの、まぁ、続編を作る気なんだろうなということで大目に見ていた。ところが、本作で描かれた内容のみならずその続きを含む形で配信ドラマとして構築して発表するということが明らかになった。呆れてものが言えない…。配信ドラマの予告編として中途半端な出来のものを劇場公開したということになる。映画をなめるのもいい加減にしろと言いたい。

④は山田洋次の老害化に呆れたのが選定理由。

⑤は技術的には評価できるかも知れないが話がつまらないの極みという感じだった。




※参考までに2023年のエンタメ摂取回数

映画館:155(リバイバル上映含む)

ライブ:131(単独、フェス、対バン、リリイベ問わず、無銭も含む)

舞台:15(ライブコーナーありのアイドル出演舞台は舞台とカウント)

美術展:2

イベント:13(音楽もの以外全て、無銭も含む)

風俗:16(メンズエステ含む)

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