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@JAM EXPO 2022 Special Day

先日のTIF会場で発生した問題を振り返ってみると、もしかすると、オタクが批判していた去年の@JAM EXPOのプライオリティチケット制度というのが一番の打開策のような気がする。
メインステージに関しては、全員に座席を与えたうえで、それとは別に良席で見られるプライオリティ席を抽選で提供していたわけだしね(これとは別にVIP席もあり)。

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多分、去年のアトジャを批判していた人たちの多くは、プライオリティチケットでしか見られなくなってしまった中小規模ステージに出る半地下・地下アイドルのオタクだと思う。

まぁ、去年はコロナの感染状況を鑑みれば、中小規模ステージに密集させるわけにはいかないから、あれはあれで仕方なかったとは思うけれどね。

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やっぱり、TIF改善に必要なのは、メインステージを広くすることしかないと思う。

昔の特設野外ステージが復活できないのなら、お台場以外でやることも考えた方がいいのでは?

というか、オープンしたばかりの有明アリーナはお台場からも近いから、TIFはここを使えばいいのでは?
@JAMが横アリを使い、施設の内外にサブステージを設けているみたいな感じにすればいけるのでは?

有明アリーナはメイン以外にもサブのアリーナがあるようだし、通路とか、普段は一般人が立ち入らないスペース、駐車場などの建物の外も含めれば、5〜6ステージは作れると思う。

来年のTIFはここを使うことも考えてみてもいいのでは?

とTIFに対する総括はこのくらいにして、今年のアトジャについて語ることにしよう。

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まず、今年は金曜日にSpacial Dayと題した前夜祭的な1ステージのみのイベントを開催し(物販はあり)、土日は複数ステージ&物販という通常運営になった。

そして、座席はプライオリティチケット制を廃止し、Spacial Dayは前方のプレミア席と通常の指定席のみ。土日は2パターンのVIP席と指定席、スタンディング席の計4パターンを用意。指定席購入者はスタンディング席への出入りも可能というシステムにした。
去年、メインステージに関してはプライオリティ席当選者も落選者も指定席を与えられていた制度を活かしつつ、フェスならではの出入り自由のスタンディング席も設けるという折衷案的な感じだろうか。
スタンディング席購入者は場合によっては入場規制がかかって見られない可能性があるが、指定席購入者は、ステージに近いスタンディング席に入り込めなくても、もれなく指定席は与えられているので、最悪、天空席になるかも知れないが、見たいアーティストのパフォーマンスを見られないという事態には陥らない。そこそこ高額なTシャツ付きチケットや3日間通し券を買ってもほとんど恩恵を受けられず、見られないステージが続出するTIFに比べればストレスは少ないと思う。

まぁ、タイムテーブルに関しては不満を持っている人は多いとは思うけれどね。初日のSpacial Dayに関しては、開演前のみだけれど物販もあり、ステージは1つしかないのに、休憩なしで6時間近くノンストップで展開するのはどうかと思うしね。

ただ、初日を複数ステージで同時進行の通常のフェス運営ではなく、1ステージのみの前夜祭的なスペシャルステージにしたことは意義があるのではないかと思った。

おそらく、これは去年の金曜日の動員が悪かったことを反映したものだと思う。去年は物販もなかったし、新人や半地下、地下が中心のメインでないステージは事前抽選制となったこともあったとはいえ、お世辞にも盛況とは言える状況ではなかった。

仕事の都合で自分が会場入りできたのは正午前くらいだけれど、横浜アリーナという大会場がこんなにガラガラなのは見たことがないってくらいだった。AKBや乃木坂4期生が出てくる夕方までは本当、ガラガラって感じだったからね。まぁ、物販という名のチェキ撮影会=接触系イベントがなければこんなもんだよねという気はするけれどね。

接触系イベントがなければ、仕事や学校を休んだり早退したりしてまで行こうとは思わないしね。ましてや、横浜アリーナのある新横浜は交通の便が良いところではないからね。

今年は物販も復活しているし、メインでないステージを事前抽選制にすることもやめてはいるけれど、コロナ禍であることには変わらないからね。

地下アイドルの対バンライブだと、オタクにコロナは風邪論者が多いから、アイドルや運営側も地下のイベントではそういうオタクに受けそうなことをしているけれど(平気で飲食を伴うオフ会とか個人撮影会をやっているしね…)、地上アイドルのファンにはそういう姿勢を嫌っている者も多い。

そりゃ、アイドルのイベントに行ってコロナにかかったってなったら職場や学校で白い目で見られるからね。下手すると、管理能力なしでクビになったり、部活のレギュラーを外される可能性だってある。

こうしたフェスは地上・半地下・地下が入り乱れているから、やっぱり、地上の安全基準に沿ってフェス運営をせざるをえないと思う。

だから、去年よりレギュレーションを緩くした程度では金曜日の動員がコロナ前に戻るとは考えられない。

なので、金曜日は思い切って、前夜祭的なイベントにしようと思うのは必然とも言えるのではないかと思う。

出演アイドルもAKBグループと半地下(もしくは地下上位)って感じのラインナップだしね。

きちんと、去年の問題点を反映してタイムテーブルも改革しているアトジャ運営はTIF運営とは大違いといったところかな。

でも、来場者のマナーはかなり酷かった…。

規制退場のアナウンスを無視している奴だらけだから、運営側も諦めてアナウンスをやめてしまったくらいだしね。

それに明らかな声出しをしている奴もいるし、マサイしている奴もいる。

そして、何よりも呆れてしまったのが、明らかに自分の席でない席で見ていると思われるのがかなりいたことだ。
おそらく、他のグループの推しとSNSでやりとりして、自分の推しの出番の時は座席を交換してもらって好位置で見るというのをやっているんだろうね。座席なしオールスタンディングの会場や、自由席の会場ならともかく、全席指定の会場でやるなんて、感染症対策がなっていないよね。
結局、地下や半地下のアイドルを出すと、そっち系のアイドルやオタクはコロナは風邪論者だから、せっかくの感染症対策が無意味なものになってしまうんだよね…。

それから、1ステージ制のフェスで、しかも、フェスと並行して物販とかをやっているわけでもないのに、途中で席を立つ観客が多かったな…。
アトジャと同時期に開催されている1ステージ制のアニソンのフェス、アニサマだったら、ほぼ全ての観客が最初から最後まで見ているからね…。

まぁ、オープニングアクトやオープニング、エンディングも含めれば5時間40分もある長時間公演だし、タイムテーブル上で5分間の隙間があるところも、司会者(結婚したばかりの峯岸みなみ)とアイドルのトークだから、実質、休憩なしノンストップの5時間40分だからね。いくら、汗をかきやすい夏場でトイレにあまり行かない、しかも、場内は熱気があるから尚更とはいえ、長すぎるよね。途中で10分でもいいから換気を兼ねた休憩タイムを設けるべきだったと思う。

というか、自分の推し以外興味ないオタクが多すぎる!

AKBグループの時しか立ち上がらないオタクとか、逆に地下・半地下系の時しか立ち上がらないオタクとかも結構いたしね。
結局、TIFで入場規制が相次ぎ、見たいものが見られないオタクが続出した問題も根本にあるのは興味の対象の範囲が狭い観客なんだと思う。

まぁ、AKBグループには20分の持ち時間を与えているのに、地下・半地下は15分としている時点でフェス運営がそういう特定の出演者にしか興味がない観客から金を巻き上げようとしているのは明白だけれどね。

本来、フェスというのは自分の推しているアーティスト、推しているとまでは言えないが興味を持っているアーティスト、何となく知っているアーティスト、知識のないアーティスト、その辺を取り混ぜて見るものだ。
でも、最近、日本の観客はジャンルを問わず、推しのアーティストを見るためだけにフェスに行っている傾向が強い。推しのアーティストのステージを良い席で見るために、ただ場所取りしているだけで、今、目の前でパフォーマンスしているアーティストを全く見ようとしない観客が多いからね。

それにしても、横浜アリーナでやっていいのかと言いたくなるほど観客が少なかった…。
去年よりは多かったけれど、それでもセンター席(他会場でいうところのアリーナ席)はかろうじて、そこそこ埋まっていたけれど、アリーナ席(他会場でいうところの1階スタンド席)はガラガラだった。もしかすると、前売購入者は全員センター席で、当日券購入者がアリーナ席みたいな割り振りだったのかな?

まぁ、去年の問題点に対する改善策とコロナ対策、そして、金儲けを総合的に考えた結果、金曜日は前夜祭形式というタイムテーブルになったのだとは思うが…。

ちなみに今回の5時間40分の中で展開されたステージは以下の通り。

アルテミスの翼
You Never Know
(ここまでオープニングアクト的扱い)

オープニング(トークのみ)

AKB48 17期研究生
ナナランド
NGT48
MyDearDarlin'

#ババババンビ
HKT48
クマリデパート

スペシャルコラボタイム

STU48
虹のコンキスタドール
SKE48

NMB48
26時のマスカレイド
AKB48

フィナーレ(トーク後、みんなで“恋チュン”合唱)

それでは、印象に残ったステージについて感想を述べていこう。

●NGT48

メンバーの誰がコロナに感染したかを明かさない地下アイドル運営みたいなことをNGT運営はやっているので腹が立っている。まぁ、例の“つながり”&“まほほん暴行”騒動はやっていることが地下っぽい感じだったから、元々、そういう体質なんだろうね。
そして、主要メンバーを出しているとはいえ、10人という少人数選抜なのもメンバー移動の交通費や食費をケチっているという感じはするので好感は持てない。
ただ、NGTの曲って良い曲が多いよね。しかも、例の騒動以降、レコード会社を移籍してから出した曲にも良曲が多いんだよね。でも、イメージが悪いからほとんど知られていない…。自業自得なんだけれどね。
それから、普段はAKBグループってワンハーフ歌唱が多いけれど、今回はワンハーフではないショート・バージョンになっていて、AKBグループ以外のオタにもアピールしようという姿勢を感じることができた。

●HKT48

メンバーの体調不良が相次ぎ15人選抜となってしまった…。でも、現在の人気ナンバー1メンバーである奈子がいないんだよね。
フェスだろうとイベントだろうと通常のコンサートのように主力メンバーを投入し、ライブモンスターぶりを見せつけるのがHKTの流儀だと思っていたが、HKTも個人仕事の方を優先するようになったということか。
そして思った。この前のTIFの時にも感じだけれど、もしかすると、今のHKTのライブの盛り上げ番長って豊永先生か?
とりあえず、去年はコロナの影響でビデオ出演だったから、今回は実際に会場でパフォーマンスできてメデタシメデタシってところかな。

●スペシャルコラボタイム

別のグループの持ち歌をカバーする。もしくは、自分たちの持ち歌を他のグループとカバーするコーナー。
このコーナーではそれぞれの出演アイドルの代表曲・ライブ定番曲が披露された。だから、それぞれのアイドルの単独コーナーでは、そうした楽曲は披露されなかった。
具体的に曲名をあげると、“ペダルと車輪と来た道と”、“メロンジュース”、“Maxとき315号”、“ナギイチ”、“ハートサングラス”、“ポニーテールとシュシュ”などといった神曲やライブの定番曲だ。本音を言えば、カバーやコラボでなく、自身のステージで聞きたかった気もする。
でも、NGTによるナナランドのレパートリーのカバー“冗談じゃないね”は良かった。やっぱり、NGTって地下アイドルなのでは?
AKBグループのライブではフェスだろうと単独コンサートであろうとワンハーフ歌唱が多いが、他のアイドルではフルコーラス歌唱が基本。
ということで、このコラボステージでは“メロンジュース”とか“ポニシュ”などを珍しくフルで聞けたのが良かった。

●STU48

ちゃんと、知名度ナンバー1のゆみりんを投入し、最近のアイドルのシングルとしては異例のロングヒットになっている“花は誰のもの?”も披露。勿論、ライブの盛り上がり定番曲“夢力”もパフォーマンスと、今回、AKBグループの中では一番STUが満足度が高かった気がする。

●虹のコンキスタドール

新メンバーって衣装デザインが違うんだ…。予科生扱いだから?それにしても原田珠々華の加入には驚いた!

●SKE48

まだ卒業日を迎えていないのにだーすーは出なかったのか…。やっぱり、AKBグループって、フェスやイベントを見下しているところあるよね。人気ナンバー1が来ないこと多いし。
それにしても前半の夏曲連発は最高だった!
“パレオはエメラルド”は11年も前、“ごめんね、SUMMER”はさらに古い12年前の楽曲なんだよね…。
ところで、“意外にマンゴー”って秋元康は下ネタ的発想で作った曲だよね?マンゴーとマン○をかけるという中学生レベルの下ネタだよね?

●NMB48

現在最も知名度のあるメンバーを選抜していないのが、いかにも守銭奴と呼ばれる関西人的発想だよね。ほとんど儲けにならないフェスに、一番人気を出しても自分たちの得にはならないって発想なんだろうね。
そういえば、国内AKBグループのうち、単独ライブを見たことないのってNMBだけだ。フェスでしか見たことがない。下町民だから、関西ノリが苦手なのかな…。
ただ、新曲“好きだ虫”はタイトルはダサいし、曲調も古いけれど、ここ最近のNMBの楽曲では良い方だと思った。

●26時のマスカレイド

来栖りん可愛い!
そういえば、解散が迫っているニジマスにとって今回が最後のアトジャなんだよね。この前のTIFも最後のTIFだったわけだから、当たり前といえば当たり前なんだけれどね。

●AKB48

せっかく、岡田奈々や本田仁美のおかげでカッコいい路線が支持されつつあるのに、古参オタが喜びそうな進歩のないセトリでいいのだろうか?
まぁ、岡田奈々や本田仁美が参加しないから、そういう路線のステージにできないんだろうが。
というか、本田仁美は本店どころか、Team8としてのステージにも参加しないから忙しいのだとは思うが。
しかも、そのカッコいい路線の楽曲で今回、唯一披露された“根も葉もRumor”はももクロのあーりんとのコラボだ。これって、コラボコーナーでやるべきでは?
でも、フィナーレを除くとトリになっているし、地下オタっぽい人もAKBのステージには夢中になっていたようだから、古参受け路線が求められているんだろうね。
というか、地下や半地下のオタクって、元々はAKBグループのオタだったけれど、100万枚売れて当たり前状態になってメンバーとの接触時間が減ったから、面白くないといった感じで地下や半地下に流れてきたのが多いってことなのかな?

●フィナーレ

みんなで“恋するフォーチュンクッキー”を歌って踊ってでクロージングって…。“恋チュン”はアイドル界の“サライ”とか“上を向いて歩こう”みたいな存在になったってことなのかな?

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《追記》
前から思っていたが、@JAMのロゴの@の部分がホラーっぽいのは何故?

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それから、品川から新横浜まで1駅だけ新幹線に乗るの久しぶりだなと一瞬思ったけれど、よく考えたら5月に乃木坂の日産スタジアム公演を見に来ていたのか…。

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横浜アリーナに来たということになると、去年の年末のPEDRO以来かな。

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