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『界 別府 に泊まる ドラマティック船旅湯治プラン』その① さんふらわあ ごーるどに乗って神戸を出港

2020年の暮れ、コロナ禍の真っただ中で私たち夫婦は結婚した。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が相次いで発出される中、結婚式や新婚旅行はできなかった。
今年、ようやく行動制限の無い夏を迎えたが、海外旅行に気兼ねなく行けるようになるのはもう少し先になるだろう。

船や港が大好きな妻の希望を叶える新婚旅行を…という訳で今回計画したのは、星野リゾートが手がける温泉旅館ブランド「界 別府」に宿泊し、その往復を「さんふらわあ」のデラックスルームで過ごすという豪華な3泊4日の旅!『界 別府 に泊まる ドラマティック船旅湯治プラン』
星野リゾートフェリーさんふらわあが共同で企画した人気商品だ。

JR住吉駅からバスで六甲アイランドの乗り場へ。運賃は¥230。

バスに揺られて六甲アイランドのフェリーターミナルに到着。

白い船体に太陽が映える姿を誰もが思い描くことができる日本一有名なフェリー「さんふらわあ」にいよいよ乗船する。

広々としたロビー

「さんふらわあ」は5階~7階が客室となっていて、我々が宿泊するのは最上階にあるデラックスルームだ。

さんふらわあ ごーるどのデラックスルーム

ホテルの一室のような美しいツインルーム。
ウェルカムドリンクのスパークリングワインが用意されている。
「ドラマティックな船旅をお楽しみ下さい。」
「いつどこで過ごしてもドラマティックな出会いが待っている界 別府で心よりお待ちしております。」

さんふらわあの船長と、星野リゾート 界 別府の総支配人から、それぞれ心のこもったメッセージが。

ウェルカムドリンクとメッセージカード
プライベートデッキには木製の椅子とテーブル

デラックスルームには専用のデッキがあり、ここで100万ドルの夜景を眺めながら、ワイングラスを傾ける。

神戸港のガントリークレーン群
帰りの「さんふらわあ ぱーる」のデッキにて「ほぼ満月」

月光が冴えわたる瀬戸内海。
帰りは「中秋の名月」の前日で美しい「ほぼ満月」を見ることができた。
専用デッキからの夜景を楽しんだ後は、船内レストランで夕食バイキング。

9月の寄港地ご当地グルメ限定メニューは、大分県日田市の郷土料理「日田焼きそば」。他にも数々のシェフ手作り料理でもてなしてくれる。
特に「さんふらわあカレー」とお味噌汁が美味しかった。

デラックスルームには窓のついたお風呂が備え付けられているので
大浴場に行くか散々迷ったが、両方入ることにした。

帰りの「さんふらわあ ぱーる」で

部屋のテレビには、現在の位置や速力などが表示される。
これらの情報を踏まえて景色を眺めると楽しさは倍増だ。
特に、三大架橋(明石海峡大橋・瀬戸大橋・来島海峡大橋)の通過は一番の見どころで、橋の裏側が頭上に迫る大迫力の体験ができる。

帰りの さんふらわあ「ぱーる」で 明石海峡大橋の下をくぐる様子

大きな揺れをほとんど感じることなく「さんふらわあ」は穏やかな瀬戸内海を航行する。
目が覚めると、そこはもう別府湾。
午前5時30分ごろデッキへ出ると、すでに東の空が明るくなり始めていた。

橙一色に塗装された『さんふらわあ』の煙突

船上での日の出をよく見ようと、船尾甲板へ移動。

水平線上に顔を出す朝陽

そして午前5時50分ごろ、船体に描かれているのと同じ太陽が水平線上に昇る。それに合わせるように、船員さんたちが船尾に「日の丸」を掲げると、
甲板のあちこちから歓声が沸き起こった。

朝陽に照らされながら、へんぽんと翻る日章旗

船旅ならではの、この光景に大いに感動した。まさに船中泊の醍醐味である。

♪さんふらわあ さんふらわあ 太陽に守られて
♪さんふらわあ さんふらわあ 太陽に守られて 行こう

この後、朝食バイキングを楽しんで、すっかり覚えてしまった『さんふらわあの唄』を口ずさみながら、大分港へ降り立った。

太陽に守られて行く、夢が広がる「ドラマティック」な海の旅はつづく。




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