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2022/11/23 もてぎ7時間エンデューロソロ秋

レース概要

第19回もてぎ秋のエンデューロ7時間ソロに参加した。このレースはモービリティリゾートもてぎにあるサーキットで7時間で何週できるかを競うレースで、ぼっち参加のソロ以外にもチームで参加するクラスもある。7時間以外にも4時間、2時間のレースもあるが、今回は7時間に参加。春と秋の2回開催されている。しばらくコロナで開催されていなかったらしい。

コンディション

天気は予報通りの雨で気温も10℃以下とかなり厳しいコンディション。リザルトを見るとDNSの人がかなりいたので、この天気で出場を止めた人も沢山いた感じ。スタート前から小雨だったので路面も濡れていて、試走した時も場所によっては水たまりがあった。しかし、さすがサーキットの事だけはあり、路面はフラットで濡れてさえいなければかなり走りやすそう。コースはスタートしてからすぐに下りのカーブが続き、その後は少しきつめの坂があり、また下りのカーブが続いた後に緩やかな上りがあって、ホームストレートに戻る。アップダウンとカーブがあって走って楽しいコースだった。天気が良い日に走りたかった。

服装

雨の中長時間走る経験というのはあまり無いので、準備はそれほどしていなかった。そもそも雨の日はサイクリングには行かない主義。今まで雨の中で走ったのは、セントレアのIronman 70.3、富士ちゃれ100kmぐらい。富士ちゃれは午後雨が降ってきて、何の準備もしないで半袖短パンのサイクリングウエアで走ったので、レース中に体中の震えが止まらなくなって、かなりやばい状態だったが、雨が上がって晴れたので何とか生還した。
今回の服装はヘルメットの下に薄手の帽子、上はGoretex Shakedryの下にGoretexのWindstopperジャージ。最近はPOCのOSEUS VPD TORSOを着るようにしている。その下にメッシュ下着。下は冬用の膝が出るビブショーツ。靴下の上からは足首から上まで隠れるVelotozeのオーバーシューズ、手袋は冬用のジョギング用手袋。足が寒いかと思ったが、持っているビブショーツの下に履くタイツは厚手のものしかなくて、濡れたら重くて寒そうだったから止めた。膝の周りは露出するのでワセリンを縫っておいた。

レース序盤

スタートに並んでいたときに、聞いていたよりもかなり出走者が少ない感じがした。スタートしてしばらくはパレード走行で、リアルスタートになってからは直ぐに先頭集団から置いていかれた。でも同じ7時間ゼッケンをつけた、第2集団、第3集団が形成されていたので、それらの中で80キロぐらいまでは楽に走れた。100キロ近くなってきたところで、これらの集団も消滅し、独りぼっちで走るようになってしまった。集団で走るとラップは8分から9分ぐらいだったが、一人になると10分から11分にラップも落ちて、段々と寒さが身に染みてきた。特に冷たかったのが、手と足の先だった。シューズはトライアスロン用の水はけが良いものなので、冷たくなった。オーバーシューズをしていても、靴下の先がふくらはぎに出ていたので、そこから水が入って足が冷えている感じだった。あまりにも寒いのでトイレに行ってからピットに戻って手袋を交換した。靴下とビブショーツも替えたかったけれど、替えのウエアも防水ではないので、走ったらどうせすぐに濡れて同じなのと、面倒くさかったので止めた。

レース後半

コースに戻ると4時間の人たちはもう終わっていたので、かなり空いていた。つまりついて行ける人や集団はほぼなくなっていた。周回を重ねているので、トップ集団には何度もラップされたのだけれど、流石に早すぎてついていけない。その内に本当に寒くなってきた。歯が鳴るほどではないけれども、生あくびが出るようになってきた。力も出なくなってきていて心拍も上がらなくなってきた。寒いのでダンシングを入れてダッシュをしたりするのだけれども、全然体が温まらず、心拍も上がらない状態が続いてきた。5時間通過した所で2時間の人たちがコースに出てきたのだけれども、どの集団も早すぎて乗れる列車がなかった。ソロ参加者用のピットを見ると、片づけて帰っている人も見えた。もう止めようかと思ったが、何とか気力を出して続ける事にした。

そこで突然、ゲストライダーの新城幸也がゆっくり走っていた。参加者に声をかけながら走っていたので、ありがたく後ろにつかせてもらった。新城幸也の後ろを走れるなんて、何て贅沢なレースなんだろう。これで今までの疲れも少し吹き飛んだ。

その後も震えながら、走ったが、段々と指がかじかんできて、シフトレバーを動かすのが難しくなってきた。これはかなりやばい状態だな、と思いながらも何とか7時間走り終えた。

レース後

とにかく寒くてたまらないので、荷物を持って車まで自転車で移動した。レース中の場内アナウンスで、敷地内のホテルで入浴できる、と言っていたので、車の中で震えながら濡れている服を着替えた。体がかじかんでいたので、オーバーシューズを脱ぐのが大変だった。何とか着替えてホテルに向かった。ホテルで700円払ってそのまま風呂に直行。20分ぐらい浸かって、やっと温まった。

反省点

何と言っても雨天レースへの準備不足だった。他の参加者は上下のレインウエアや、防水生地のタイツやウエアを着ていた。着替えの時に気づいたのだが、上はレインウエアを着ていたせいでさほど濡れていなかったが、下半身がひどかった。冬用のビブはびしょ濡れで、靴も靴下も同じ。手袋も絞ったら水がでるぐらいびしょ濡れ。これで気温が10℃以下だったのだから寒くないわけがない。次回の雨のレースのために、防水ビブ、防水手袋を準備しよう。

補給

レース中の補給は、チーズと自家製のナッツを卵で固めたバー、MCTゼリー。それに経口補水液500ccぐらい。雨のレースだったのでのどはほぼ乾かなかった。糖質補給をすれば少しは体が温まったのだろうか?ケトだとなかなか体が温まりそうな補給が難しい。

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