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遥か

 こんにちは!指導者2年生の油井です!

今日は1週間ぶりのオフです。先週の水曜日以来のオフで今は実家でくつろいでいます。昼からオリンピックを見ていてバスケ、ボクシング、空手、自転車を見ています。通常自分が行っている競技以外を見ると、空手、ボクシングなどの構えを見ているとどうにか応用できないものかという目線でも見ています。ただ純粋に日本人が出ていると応援したくなり、女子バスケでベルギー戦の第4クオーターはまさに手に汗を握る展開でした。日曜日まで出場選手、スタッフも頑張って欲しいです。


 さてオフで心も脳も休まっているのでなにを書こうかとかいうのも全然思いつかなかったのですが、とある曲を聞いているのでその曲に感化された内容を書いてみたいと思います。その曲は

GReeeeNの「遥か」です。

この「遥か」は映画「ROOKIES-卒業-」の主題歌としておろされた曲で、GReeeeN曰く

「キセキ」が恋愛を描いた歌だとすれば「遥か」はより広くよりでっかい愛について歌った(中略)「キセキ」以上にたくさんの方々の耳に届いてくれたら幸いです

と語っていました。

というかROOKIESの映画をやったのが2009年でそれから10年以上経っているなんてマジか。今教えている中学生多分ROOKIES知らないんやろうな。ちなみに僕は中途半端に見たのか大まかな内容は一切覚えていません。さあ文章を書きますが、その前にまずは曲を聞いてください。


見てくださった前提で話を進めます。小学校3、4年の頃に聞いた頃に比べて立場もそうですし、価値観の変化や人生経験を重ねてやっぱり思うことは変わっています。当時のたかのり君に今の自分を見せたらどう思うのかな・・・ただ僕は今の生き方、やっていることに対して誇りはありますし、今の自分は格好良いと思っています。生き方が。

あの空 流れる雲 思い出す あの頃の僕は 人の痛みに気づかず 情けない弱さを隠していた 気づけばいつも誰かに支えられここまで歩いた

「キセキ」はROOKIESのドラマの主題歌で、いわゆる恋愛を描いた曲でした。それに対して「遥か」は恋愛より大きな愛、親子の愛などでっかい愛を描いています。この曲を聞くと幼少期、青年期に親にめっちゃ迷惑をかけた時期を改めて思い出します。特に中学校の頃にはすごく迷惑をかけ、何度も反抗して何度も家出をしたバカ息子を何度も何度も叱ってくれて見捨てないでくれました。今指導者をやっていて叱るってことがどれくらい難しくてどれくらい大切で、どれくらい愛されているかっていうのが少しだけですが実感しています。自分が週2回サッカーの習い事でしか会わない子どもに対しても週5回程サッカーで関わる中学生に対して

「自分で言ったことはやれ」

「人のせいにだけしないで、自分がどうすればいいか考えろ」

「チームとして目指すべき道に対して練習に取り組め」

っていう風に叱るんだから、これがもし自分の息子となれば・・・ね。

もちろんこの叱るっていうことに対して指導者としてもっと日々の接し方や練習で解決をしろって話ではあるんですが、それでも正直その子がどうなっても結局自分の人生には直接は関係ないし、別に叱る必要もないかもしれません。それでも叱るのはその子に対して愛情を注いで接しているからと言うのがあると思います。だから感情的に叱ってしまうんだと思います。でも叱ると人ってその瞬間嫌われるんです。もっというと一生嫌われるかもしれないです。だから叱るって難しいんです。でも他人に迷惑をかけないとかそういうことを除いてその子の人生に関わる生き方や在り方に対して叱るということって絶対にその子が変わってほしい、夢を追ってほしいからこそ起こることだと思います。だから父さんに感謝を込めて、

「めっちゃ叱ってくれてありがとう」

さようなら また会える日まで 不安と期待を背負って 必ず夢を叶えて 笑顔で帰るために 本当の強さ 本当の自由 本当の愛と 本当の優しさ わからないまま進めないから 「自分探す」と心に決めた

  僕の進路学年の担任の先生に最初から応援されている進路ではありませんでした。中学校時代は除きますが、高校の頃は指導者を目指すということに対して担任、進路担当の先生や友達に応援はされませんでした。サッカー経験も小学校の頃までで中高サッカー部にも所属していないという経歴や指導者という職業の給与体系の難しさという面からすごく反対されました。

専門学校時代は現在のジュニアユースのクラブチームに行くことを最初はまっすぐ応援はされませんでした。自分自身専門学校の中で優秀な方ではないとは思いますが、それでもスクール運営リーダーなどで企画書の作成や売り込み活動なども少なからず行っていました。多分その専門学校で推薦しようと思えば、私営のスクールなどを推薦してくれたと思います。ただ、自分の力を試したいという野心があり、現在のジュニアユースを決断しました。そこまでの道のりで色々と話し合い、心配も不安もされました。でも最後は、

「お前が決めた道だ」

と言って応援してくれました。でも自分のことをまだ少し知らないこともあります。思考フェーズで考えたとしてもやっぱり行動フェーズで本当の自分を探します。

どれだけ寂しくても 僕らは歩き続ける 必ず帰るから 想いが風に舞う あなたの誇りになる いざ行こう

僕の人生約20年間もうそろそろ21年目を迎えようとしていますが、これまで数多くの決断をしてきました。進路決定やチーム選択などをする際に数多くの人が僕という人間のために関わってくれました。その度に多くの人に心配され、応援されて期待を背負って今に至ります。本当に僕という人間に対してすごく深く関わってくれました。だからこそその人たちのために誇りになれるようにがんばります。僕が決断した道を信じてくれていつも、

「良い仕事をしてこいよ!」

といってくれる父親。

会う度に

「身体は大丈夫か?無理していないか?」

と心配してくれるお婆ちゃん。

LINEや直接会うときに、

「育成年代でやるって決めたのすごいよ!応援してるね!」

「油井なら出来るよ」

といってくれる友達や学生時代にお世話になった方々。


僕が指導者として活動していることは僕だけじゃなくて、僕に関わってくれた人たちの思いや期待を背負ってる。だからこそ今以上に指導者として成長して、子どもに価値を提供できる。そして、僕という人間が、支えてくれて応援してくれた人たちにとって、誇りになれるように。明日から指導者として邁進します。

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