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選手と指導者の良い距離感って何?

 こんにちは!指導者2年生の油井です!

いよいよ本格的に夏休みが始まりました。学生の皆様いかがお過ごしでしょうか?私は涼しい部屋でPC作業をするか寝床で寝ているか暑い中指導をしているかの3択で日々生活しています。皆様にとって有意義な夏休みになることを心よりお祈りします。


 さて今日は職業柄難しい距離感について少しだけ話してみたいと思います。適切な距離感ってなんだろうっていうのを自分もこの記事を書きながら、少しでも答えに近づけていけたら良いなと思います。

僕は指導者を始めてそろそろ3年目に突入しようとしていますが、これまで指導に携わってきたジュニア2チーム、幼児スクール、ジュニアユースと延べ100人弱の子どもたちに関わってきましたもしくは現在も関わっています。1番上の年代が中1なんでまたそこが難しいんですが、取り敢えずこれだけの子どもたちと選手と指導者という関係で携わっています。現在進行系で自分がメインコーチとして関わっているのはジュニアだけですが、基本的にジュニアもジュニアユースも距離感については変わっていないと思います。結論から言うと、距離感はこの上なく近いと思います。

練習前や練習後は基本バカ話をするときもあるし、じゃれ合うときもあるし自分で言うのもなんですがアホみたいな関係だと思います。そうすると子どもも気軽に話しかけてくれるし、素で話してくれるケースが多くなるという長所があります。ただし当然ながら舐められたり、威厳というものがなくなるという短所もあります。だから歯車狂った時の対応は凄くヘビーだったりするものです。そのうえでなぜ自分がこの距離感で接しているかということについて話してみます。

 まずシンプルに年齢があると思います。仮にも僕はまだ20歳の若者です。自分で若者というのもなんですが、まあまあ若いです。こういう若い人がめっちゃ距離感を置くのはどうでしょう?多分コミュニケーション手段が取れなくなると思います。僕は取れないと思いますし、逆に取れる人は凄く上手いんだろうなと心底尊敬します。まあそれに年の差10前後なので子ども側も年の差が離れている人よりは接しやすいかと思います。

 2つ目は自分の指導価値観として子どもと常に密な距離感で在りたいと思うからです。先述したとおり威厳はなくなりますが、最悪それでも良いと僕は思うのでこうなっています。根本的に誰かに喝を入れられたから頑張る人、人によって態度を変える人は結局目指しているものになれる可能性は低いと思います。誰がトップ、コーチであろうと自分の軸があって夢や目標に対して向かえる人が本当に夢を追いかける一流の人だと思います。よくいる

「こいつの時はだるいからやろ」

「こいつは優しいし、何も言わないからサボろ」

っていう人は結局目標に対してベクトルが向いていないので成功する可能性は下がると思います。本当に目標を叶える人はどんな環境下でも自分を曲げずに行動ができる人だと思います。僕の中でこれが前提であります。

そのうえで、目標を達成するためのプロセスを歩む中で苦しい時、辛い時に逃げ道として自分が在りたいと思っています。なので目標は子どもたち周辺の大人の中で気軽に話せる人のほうが良いなと思ったりします。本当に困っている時にその人に対して良い答えを提示できるかはわかりませんが、それでも相談できずに目標を諦めたりせずに、その人が最後まで夢を持って追い続けて欲しいです。

 こんな事を言っていますが、僕も叱る時は叱ってるつもりです。練習の時に他人に迷惑をかけている時、言っていることと行動が違うときには言及しているつもりです。ただその上で

最後の最後自分を変えるのは自分自身でしか無い

のです。例えうまい言葉を使って叱ろうとプロの名言を聞こうと、殴ってでもやらされようとも最後の最後にその行動を変えるかどうかは自分自身です。実際僕も中学校の頃親や教師に散々勉強しろと言われましたが、結局義務教育科の勉強はそんなにせずに高校に進学しました。そして今はいろいろな分野についてネットの記事を読んだり、本を読んだりしています。それに関しては誰に何をやれとか言われずにただ興味本位で動いているだけです。つまり、誰に何を言われてもやるかどうかを決めるのは自分自身ですし、やらされてやることなんて身につくものは少なく、自分から主体的にやったほうが脳に焼き付きます。

    めっちゃ曖昧な結論になっちゃいますが、結局最後は自分自身。僕は子どもを信じているからこそ今の信念を曲げずに子どもたちの前に立ち続けたいと思います。まずは今年1年間は。それが油井飛龍という指導者にとって1番適切な選手との距離感の作り方だから。

 そこからどうなるかは、世の中次第・・・

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