どんべえとの日々から学ぶ支え合いの心
前回の記事に対してたくさんの「いいね」や「おすすめ」、そしてご購入をありがとうございました。その後、読んでくれた友人からも、介護オフの日に「気晴らしをしよう」と食事に誘ってもらったり、「いつでも駆けつけるよ」と言ってもらったり。本当に自分とどんべえは幸せ者(犬)だなとしみじみ感じています。
こうした経験から、改めて何かしらの形で「辛いです」「不安です」という気持ちを伝えることが、どれだけ大事かを実感しました。僕に限らず、老犬介護や育児、病気や怪我など何かしらの形で「孤立」を感じやすくなっている人は、世の中にたくさんいると思います。そんな時は、思い切って外に発信してみるのもいいかもしれません。きっと誰かが、その人の「できる範囲」で力になってくれると思うので。
僕も、自分の大切な人が何か困っていたら、自分のできる範囲で(←ここ大切)力になりたいと思うし、力になれるようになるべく心に余裕を持っていられる状態にしておきたいと思います。
老犬介護と関係ない上に説教くさい話になってしまいました。でも、本当に自分がいっぱいいっぱいだと人のことまで考えられなくなっちゃうんですよね。今回そのことを痛感しました。余裕がある人が、余裕のない人の力になる、そんなふうに助け合いながら今後も生きていけたらいいなと思っています。
さて、どんべえですが、腎不全のために実施している皮下輸液の量や回数を、このところ増やす傾向にありました。おそらくそれが(それも)原因で筋力が衰え、さらに右半身の麻痺も進んできたことで、歩くのはおろか立つのも難しくなってきています。それでも歩きたい気持ちはあるので、リハビリも兼ねてハーネスを使い少しずつ歩かせています。
今、パートナーがどんべえの歩行器を作ってくれていて、それがあればもっと楽に散歩ができるようになる気がして楽しみです。
輸液もここ最近は、体に水分がすぐ吸収されず皮膚の下に残って「たぷたぷ」するようになってしまいます。これも老化が原因だと獣医に言われました。水分で体の毒素を出さなければ腎不全は進行するし、皮下輸液をしすぎると筋力が落ちる。そもそも、輸液では水分が摂りづらい体になっている。なんとも悩ましいですね……。
今後は皮下輸液で無理やり水分を与えるのはやめ、1日に最低必要な量(8.2キロのどんべえの場合、350ml~450ml)をキープしつつ、「経口」と「皮下輸液」のバランスを調整していきたいと思います。
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