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なんでなん? その7、なんでデザインが流行ってるの?

この記事は、デザイナーを募集している人や、なりたい人、デザインって何?という人に役に立つかもしれない記事を目指します。

私も以前は広告制作会社でデザイナーとして働いていたりしたんですが、最近デザイン思考!とかデザイナー募集!とかよく見るなーと思って。なんでやろな、と。

あとそれに比べてコピーライターの求人が少なすぎるのはどうなん?とかも思うんですが、長くなりそうなので別の記事にします。

なんでデザインが流行ってるの?

そもそもみなさんはデザインって言葉をどういう意味で使ってますか?最近箇条書きの書き方を覚えちゃって使いたいので、デザインって言葉の使われ方を列挙しますね。

・装飾的な意味(かっこいい!かわいい!とか)
・設計的な意味(わかりやすい!使いやすい!とか)
・課題解決的な意味(創造的!差別化!とか)
・課題発見的な意味(革新的!非常識!とか)

だいたいこんなところじゃないでしょうか。

装飾的な意味で使われることが一番多いですが、デザイナー時代の業務内容としては、上の全てです。

これだけ意味が広ければ使う人も多いよね。と表題の結論が出てしまったので、ここからはデザイナーのタイプと求人する際の注意点について書いてみます。(といってもそんなに多くのデザイナーと関わってません。友達がいません。)

偏見まみれのデザイナータイプ分け!

知らん人の記事を勝手に紹介しちゃいますが、下の記事のその5が面白いので読んでみてください。ちなみに私は非美大卒デザイナーです。

こちらの記事でもある通り、デザイナーといえば美大卒とか美術系専門卒とかじゃないんですね。私なんて絵が下手すぎて前職でマジギレされたほどですから。

んで、タイプ分けの話なんですけど、さっきの箇条書きを参考にタイプ分けするとしましょう。

( 1 )装飾的なデザイナー
美大卒とか美術系専門卒の人に多い印象
ゲーム業界のデザイナーとかもだいたいそうだと思う
かっこいい!とか、かわいい!とか感情に訴えることが得意
ビジュアルとかに強い

( 2 )設計的なデザイナー
非美大卒の人に多い印象
情報整理が得意
レイアウトとか導線設計に強い
企画もできることが多い

( 3 )課題解決的なデザイナー
これ系の人はなんちゃらディレクターという肩書き
多くのクライアントワークからの経験値を生かして課題解決を行う人

( 4 )課題発見的なデザイナー
もはや事業作っちゃう人
これ系の人もなんちゃらディレクターという肩書き
イケてる制作会社の人はこっちにシフトしてる気がする

全デザイナーのうち、( 1 )の人が60%、( 2 )が30%、( 1 )と( 2 )を兼ね備えた人が9%いて、( 3 )と( 4 )は1%て感じ。体感的に。

デザイナーを求人する際の注意点

主に自社案件での求人の話をします。

デザイナーが欲しい!となった時に、まずはそのデザインの定義を見直してみましょう。求めているデザインとは、装飾的なのか情報整理なのかとじっくり考えるのです。

簡単にいうと、
・カッコいいグラフィックが欲しい!→ 装飾的なデザイナー
・わかりやすいWEBサイトが欲しい!→ 設計的なデザイナー
・よくわかんないけどカッコ良くしたい!→ 装飾も設計も強いデザイナー

募集広告で歓迎する能力に、Photoshopやillustratorの実務経験を書くよりも、かっこいいものをたくさん知っていて状況に合わせて作る自信がある!とか、ものごとをわかりやすく整理して最適な企画を提案できる!とか書いてもいいかもしれませんね。

プロモーションしたいけどよくわからん!という場合は、先に挙げた、( 3 )や( 4 )の人がいいと思います。雇うために高待遇な求人を出すか、パートナーとして長期で外注した方がいいでしょう。

デザイナーの面接の際にすると良さげな質問

多くのデザイナーさんはポートフォリオという作品集をもってくると思います。ですが、デザインに詳しくない人にとって、その価値はちょっとわかりにくいのではないでしょうか。

有効な質問があるとしたら、気になった作品に対して「これはなんでこういう表現にしたんですか?」と聞いてみてください。

装飾的なデザイナーは、世界観とか表現手法について情緒的に語ります。
設計的なデザイナーは、優先順位や目的について論理的に語ります。

その人はどっちのタイプなのかを知るキッカケになると思います。(ちなみに優秀な方ほど理由を説明できます。)

あとは大手企業の有名案件をポートフォリオに入れていたとしても、そこで何を担当していたかは語られないケースがありますので、そこについてもしっかり聞いておきましょう!

まとめ

デザインって意味が広くて便利な単語だからよく使われるし、その分使う人や場面で意味が変わるし、なんなら発言者も意味がわかってなかったりしますよね。
この記事では私なりの定義でデザインという言葉や、デザイナーという存在を分類したりしました。

異論は認めますので、ぜひコメントしていってください!!

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