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三鷹駅北口で「本社巡り」からの文豪が愛した陸橋を渡って井の頭公園まで歩いた話

「小春日和」というにはちょっと暑い日曜日。比較的近所である「三鷹駅」に行ってきた。比較的近所と言ってもそれなりに距離あるんだが(最近歩きすぎて距離感が麻痺してる)。

今回は三鷹駅北側を中心に歩いてみたんですが、三鷹駅の北側は実はほとんどが武蔵野市なんですよ。三鷹市は主に線路の南側。僕は三鷹市在住なので三鷹駅北側はあまりよく知らない。とりあえず適当に歩いていたら、満開のツツジが。ちなみにツツジって漢字で「躑躅」って書くんですね。難しすぎないですか?

(すごい赤い!)

このツツジの花壇の向こう側に、なんか大きな建物が。会社のようだが…

お、これが横河電機本社かー!計測・制御機器メーカーとして国内最大手(世界でも3位※wikipedia調べ)の東証一部企業、横河電機の本社が三鷹駅北側にありました。

本社の向かいには横河のグラウンドが。横河電機と言えばサッカーの強豪として知られ、現在は東京武蔵野シティFCとして引き継がれています。このグラウンドではユース選手たちがプレイしてました。

三鷹駅北口は住宅街ですね。大きなマンションがいくつも建っていました。

横河グラウンドを過ぎて三鷹駅の方に歩いていたら「タツノコプロ」の名が刻まれた看板が。「タイムボカンシリ-ズ」で中年の皆さんにはおなじみのタツノコプロの本社がここに。

(ちょっとテンション上がりますね。ドロンジョさま〜)

ヤッターマンに想いを馳せながらさらに駅に向かって歩いていきます。するとド派手なエントランスのビルが現れました。今度は「白木屋」などで有名なモンテローザ本社が。

(歌舞伎町のようなエントランス)

モンテローザ本社ビルには「魚民」が入ってます。本社お膝元のお店はやはりちょっと違うんでしょうか?そうこう言ってるうちに三鷹駅北口にやってきました。駅の隣のビルを見ると…「松屋」を運営する「松屋フーズ」の本社が。本社多いなー。

(松屋フーズ本社ビルにも当然ながら「松屋」があります)

そういうわけで三鷹駅北口にやってきました。外観はちょっとレトロ風。太宰治などが居住した三鷹だけに文豪感を出してきてるのかもしれません。

でも駅前はこんな感じ。ちょっと前に話題※になった松屋のステーキ屋「ステーキ屋松」が見えます(真ん中右の1階)。行列できてました。
【悲報】松屋の新業態「ステーキ屋松」、暴力的なまでのコスパと味で「いきなりステーキ」を潰しにかかる! 本日3/12オープン(ロケットニュース24)

少しギラギラしすぎてきたので、文豪感を出していきます。駅北口の西側にある堀合通りを進むと三鷹車両センターがあります。その車両センターを跨ぐように架けられた陸橋が、かの太宰治も訪れた「三鷹電車庫跨線橋」。

(太宰と陸橋)

とくになんのへんてつもない陸橋なんですが、太宰ファンにとっては聖地の一つなのかもしれない。そして鉄道ウォッチングにも最適なので鉄道ファンや子供連れの親子にも楽しめる場所になってるみたい。実際けっこう人がいた。

(良い眺め)

車両センターを越えるには陸橋と地下道がある。これがその地下道。この付近はなんか冷たい空気に覆われていた。三鷹事件の現場近くだからか…?

(三鷹駅南口です)

三鷹駅南口は商店街が広がってます。チェーン店も多いけど、昔ながらの店もある。おしゃれな店もある。先日店員が刺された100円ショップもある。

昔ながらのおもちゃ屋があるとつい入ってしまいます。この日は奥さんがミニカーを購入しました。

商店街の喧騒を抜け、玉川上水沿いを歩いて帰ることに。この時期は緑が綺麗です。しばらく歩いていくとめちゃめちゃおしゃれな外壁の建物が。

(おしゃれすぎる)

大正、昭和の文人で政治家としても知られる山本有三記念館でした。山本有三が1936年から1946年まで住んだ洋館が現在は「三鷹市山本有三記念館」として一般公開されています。それにしても見事な洋館。

(去年改修工事も終わったらしい)

山本有三記念館を抜けて、引き続き玉川上水沿いを進むと井の頭公園にぶつかります。井の頭公園の大部分も実は三鷹市。吉祥寺のイメージが強いので武蔵野市かと思いきや。

ソメイヨシノは散ってしまったけど、八重桜や上溝桜は今が満開。というわけで今回の散歩はここまで。次回はどこに行くか。(おわり)

街歩きで生計をたてて生きていきたい...