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2022年4,5月の読書振り返り

全然読書してないんですよ、最近。移動は多く、読書の時間もそれなりにあったはずなんだけど、すぐ眠くなっちゃう。電車でも飛行機でもすぐ寝ちゃう。そんなわけで2ヶ月で2冊。


フェイスブックの失墜

特にこの数年問題が噴出している印象のFacebookだが、その内情を細かく描写したのが本書。読み応えのある内容だった。

読み終えて、感想を一言で言うと「制御しきれないくらいの大きな国家になってしまっている」というとこか。ユーザー数29億を抱えるある意味「国家」のようなものだが、その巨大国家を統治するほどの器がFacebook経営陣には無いという印象を持った。もっともそんな世界最大の「国民」を有する国など他に無いので、もしかしたら世界で誰一人としてその巨大国家を統治できるものはいないのかもしれない。

本書で描かれるFacebook経営陣には問題も多い。ただ、多民族超巨大国家を統治する難しさは想像を絶する。ドメスティックなサービス運営でも大変だったのに(しかも超小規模)。そんなことを考えながら、一部は同情の気持ちで読み進めた。

物流の世界史

著者の前作『コンテナ物語』を面白そうと思ったけど読めずじまいだったので、今度は読むぞと購入。ただ本のタイトルと内容が若干ズレがあるような気がした。

物流の話というか、グローバリゼーションの話。まぁグローバリゼーションの大きな要素の一つが物流だと思うので間違いではないのかもしれないが。

コンテナ船を取り巻く現在の問題など、知らなかったことも多く興味深かった。またバリューチェーンの問題や現在の SDGs 的問題と富裕国の抜け道など考えさせられた。


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