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第105回全国高等学校野球選手権記念大会 10日目展望

こんばんは!
いよいよ、明日から3回戦!
強豪同士の対決が目白押しです!
10日目の展望に参りましょう!

10日目 

第1試合 創成館(長崎) - 沖縄尚学(沖縄)

 九州勢同士の対戦となった第1試合。沖縄大会も含めて、この夏未だに失点を許していない沖縄尚学のエース・東恩納に対して、序盤に得点を集めた創成館打線がどう対応していくかが試合の焦点になりそうだ。
 初戦の星稜戦では、チームを通じて四球を8つ獲得するなど、選球眼の高さが目立った創成館。初戦のように、初回から四球を集めながら、得点を奪い、主導権を握っていきたい。3人の継投で逃げ切った投手陣も安定している。特に、元東北楽天のプロ野球選手・福盛和男さんの息子でもある福盛は、しなやかな腕の振りが持ち味で、初戦同様、試合を作るピッチングに期待したい。
 沖縄尚学のエース・東恩納は、沖縄大会同様のピッチングで初戦も完封勝利。特に、ピンチでのギアを上げる投球に加えて、選抜のときから、外角への制球力にも磨きがかかっている印象だ。打線は、4番仲田ら上位打線が少し湿り気味なのは気がかりではあるが、1番知花の状態が上がっていけば、初回から大量得点も狙える。早めに東恩納を援護する展開を作っていきたい。

第2試合 広陵(広島) - 慶応(神奈川)

 優勝候補とも目されたチーム同士の、注目の一戦。どちらも投打に充実した戦力を誇っているが、打線が好調なだけに、打ち合いの展開になりうることも十分に考えられる。
 中国地区同士の初戦を制した広陵は、打線が好調。勝負所で、3番真鍋、5番只石ら中軸にもタイムリーが飛び出すなど、状態は上向きなようだ。相手打線も強力なだけに、序盤から打撃で主導権を握りたい。2年生エースの高尾は、序盤は本来の投球とは言えなかったものの、終盤にかけて修正して、7回3失点と試合をまとめ上げた。倉重、堀田ら、控え投手の出来もカギを握ることになりそうだ。
 激戦の神奈川大会を制してきた慶応は、甲子園でもその打撃を如何なく発揮し、序盤で試合の主導権を握った。先発全員安打も記録し、上位から下位まで、厳しい球も逃さない強打は、広陵投手陣にとっても脅威になりうる。投手陣の中でも2年生エース小宅が7回無失点で試合を作る好投。選抜のときに比べてストレートのキレも増しており、この試合でも、好投に期待がかかる。

第3試合 文星芸大付(栃木) - 八戸学院光星(青森)

 どちらも、初戦で打線が活発だったチーム同士の第3試合。この試合でも、打ち合いになる展開は十分に考えられる。それだけに、投手陣の状態はかなりカギを握ることになりそうだ。
 文星芸大付は、初戦で終盤に試合をひっくり返す逆転勝ち。7、8回には、3連打が生まれるなど、どの打順であっても集中打を打つことができるのも強みと言える。それだけに、いまいちピリッとしなかった投手陣の状態が気がかり。先発した澁谷が、もう少しイニングを投げる展開になり、好投した工藤につなぐ展開にすることができれば理想になりそうだ。
 八戸学院光星は、初戦で投打に噛み合い、チームの総合力の高さを伺わせた。3点本塁打を放った5番藤原ら、少ないヒット数で試合の主導権を握る中軸には怖さがある。投手陣では、初戦で完封したエース洗平に加えて、背番号10の岡本を温存することができていることも好材料。3回戦は岡本が先発する展開も十分に考えられる。

第4試合 専大松戸(千葉) - 土浦日大(茨城)

 関東勢同士の対戦となったが、どちらも甲子園で接戦を経験しており、粘り強さも兼ね揃えている両者の対決となりそうだ。
 専大松戸は、初戦の東海大甲府戦もしたたかさを見せて競り合いを制した。終盤に2つのスクイズを見せるなど、機動力も最大限に発揮しながら、常に打撃でチャンスを作っていた。一方で投手陣は、千葉大会で登板機会の少なかった渡邉翼が、試合を作る好投。この試合も対戦相手によって先発も考えてくることがあり得る。150キロを超える右腕の平野がどこで登板するのかにも注目だ。
 土浦日大は、2回戦で、3人の投手陣で逃げ切った投手力が強く印象に残った。初戦で好投した藤本、伊藤彩に加えて、先発の小森の状態も上向きで、この投手陣は大会屈指とも言えるだろう。初戦、2回戦ともに、本塁打で先制するなど、長打力にもたけている。4番香取には、試合を決める追加点となるタイムリーが飛び出すなど、中軸に走者を溜める展開に持ち込みたい。

 どのチームも、打線が活発であることから、打撃戦も多く展開されるのではないかと予想します!


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