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正月のダイヤ、近鉄の本気を見た

 近鉄沿線には、寺社仏閣が多くあり特にお正月は初詣客の輸送に力を入れています。今年は2年ぶりの終夜運転も実施され、賑わいが戻った気がしました。

伊勢神宮向け終夜運転の特急

 1時間に1本ずつ、大阪難波・名古屋から伊勢方面への特急が運転されましたが、今年は「ひのとり」が多く使われました。大阪難波駅の発車案内すごいことになっていますね。

 しかも、復路の1本はまず、入ることのない大阪上本町行きとして運転されています。

終夜運転の奈良行き快速急行

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 普段は普通の営業列車に入らない団体専用車両が充当されました。「楽」という車両が入りました。また、乗り切れない人が殺到したことから、急遽整理券を配り始めたとのことでした。この企画は、かなり大騒ぎになりました。しかも、「快速急行」という予約不要で誰でも乗れる列車で入ったことが特筆されます。「特急」として運転してもチケットはすぐ完売しただろうと思います。ただ、かなりゆっくりとした速度で途中停車駅も長めの停車時間が取られていました。

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名古屋~伊勢特急に「ひのとり」

 普段は、特急「ひのとり」は大阪難波~近鉄名古屋を結ぶ列車に使用されています。今回は、終夜運転に続いて、近鉄名古屋~宇治山田の臨時特急に使用されました。

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伊勢神宮参拝向け各臨時列車

 近鉄名古屋発で8時台・9時台・10時台で臨時特急が設定されています。このうち1本が上記の「ひのとり」で運転されました。これで、近鉄名古屋を出発する特急列車が異例の1時間に6本を数えることになりました。また、9:01発の松阪行き急行も五十鈴川までの延長運転になっています。

 大阪からは、大阪発10時台と11時台に停車駅の少ない特急(以下甲特急とします)が増便されています。名古屋線とはやや事情が違うようです。折り返しは五十鈴川発で13時台と14時台です。大阪上本町からの松阪行き快速急行が宇治山田へ延長になっいます。

 なお、これにより10時台に伊勢市駅に到着する特急列車は1時間に8本を数え特急ラッシュです。最も少ない平日なら1時間当たり半分以下の3本程度です。

中川

(伊勢中川駅で)

ビスタカーが重連に

 元々、定期運転で名張以西では運用がありましたが、今回は増結で伊勢方面で実現しました。もう製造40年以上がたっていますがまだまだ現役で頑張って走っています。

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見にくいですが、赤丸のところ屋根が高いですよね。2階建て車両です。

信貴山への直通準急

 今年は寅年ということで寅にまつわる言い伝えがある信貴山の朝護孫子寺のアクセスの利便性に大阪上本町から運転されています。

まとめ

 今年の正月ダイヤは特急「ひのとり」が幅を利かせていたなという印象です。普段はいらない区間に普段はいらない列車が走るを堪能させてくれました近鉄電車の本気を見た気がしました。

駅で


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