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未知の、湧き出る本能のような。

宮間夕子 二人展「MONONOKE」より
東京・日本橋のギャラリー MASATAKA CONTEMPORARY
2020年8月22日から9月11日まで開催されていた
上床加奈さんとの二人展「MONONOKE」から宮間夕子さんの作品。

宮間さんは武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業した作家。
最初にお目にかかったときは、横浜美術大学の助手をされていたように
記憶している。

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宮間さんのステートメント

描かれるこの者達は、目に見えない神秘の力を視覚化させた存在であり、それは人の言葉で言うのならば神や妖怪といった存在に置き換えられる。
人の内側に潜む意思や感情、生命エネルギー、狂気。
自然から生まれる脅威的な力、神秘、壮大な摂理。
それらの目に見えないもの達と対話をする。
自分自身の生きる地、環境、血と、根源的な感覚、潜在意識から来る本能を表現する行為は、
アジアの信仰、思想文化と密接に関わり合い結ばれている。
アジアの思想から浮かび上がる普遍性を持った二元論や循環思想に着目し、それと切に向き合う。
Artist HP:http://yukomiyama.doumeki.com/

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今回拝見した印象としては、とってもリッチな感じがした。
絵画を見た感想としてこういう言葉遣いがいいのかどうか
全くわからないのだが、
前回拝見したときよりも、色彩の、なんというか、艶やかさというか
奥行きというか、そういうものをものすごく感じた。
つまりは画そのものの存在感が増したように、
私には受け取れたということかもしれない。

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