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2020.7.21(火)ずっと勉強

今日は友人の招きで大学のリモート講義にゲストとして参加。

外部カメラもオーディオI/Oもバッチリセッティング、テストもOK。今日は高画質でいざ!と意気込んだものの、なぜか授業が始まったら映像が映らず、音声にはノイズ。結局PC内蔵カメラで乗り切る。画質は内容に関係ないしね。

トラブルシューティングしている間、新しい機材がステージ上でトラブったときの感覚が蘇った。海外ツアーでは借りた機材のトラブルは日常茶飯事だった。音質・画質の高さは魅力的だけど、ものづくりやライブには安定した機材や楽器がありがたい。そのへんの見極めは使い込むまでわからない。

授業はとても充実した時間だった。コロナ禍で音楽の世界に起きた変化と影響、これからについて。あとは音楽を続けるモチベーションとか。質問も沢山でたし、実践的な話ができた手応えがある。

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機材トラブルは悔しかったので、原因を確かめるべくセッティングと動画収録テストをする。音楽制作ソフトには問題なくセッティングできていたオーディオI/0が、ZOOMや動画収録のソフトと組み合わせるとうまく行かなくなってしまう謎現象は、再起動など繰り返すうちなんとなく治っていたり。映像の世界の知らない専門用語を理解するためにHOW TO動画みたり(最近は紙のマニュアルついてこないですね)。3時間くらい格闘して、一応やりたかったことができるところまではこぎつけた。

今までの人生、どうしてもわからないこと以外マニュアルは開かず、現場と実践で機材の扱いを覚えてきた。仕事を始めたばかりの頃は打ち込みには必ず ”マニピュレーター”(*音楽ソフトやシンセのオペレーター。この言い方は「Go to トラベル」的な日本特有の言い回しで、ネイティブには『操縦者』みたいに聞こえて変だぜ、とトッド・ラングレンに言われたことがある)がいた。90年代はスタジオでプロの手さばきを見ながら技を盗んでいたが、時は流れて音楽制作は(バンド録音以外は)パーソナルな時間(つまり宅録)中心になってしまったので、誰かの技を見て盗む機会もめっきり減ってしまった。

今なら時間もある。最近は枕元に各種マニュアルがどかんと積んであって、寝る前に読むと発見がある。そしてすぐ眠くなるので一石二鳥(笑)

オトナになってからも勉強は楽しい。何ならもう一度大学に入りたいくらい。ずっと、時間が足りない。


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