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2020.8.7(金)bandcamp fridayに「Nice Painting! vol.0」リリース

平熱35.8度の自分には身の危険を感じるレベルの暑さだったので、昼間はずっと部屋で待機。

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そして、やっと世に出せた!高校〜大学時代に録音したカセットから40曲をセレクトした「Nice Painting! vol.0」。全曲フル試聴できるので、まずは聴きながらどうぞ。

「Nice Painting! vol.0」 ~1981-1988 cassette recordings

 ■ Side-A : vocals
1.GEAR (1985) *I.O.N.demo
2.Dive into the time (1985) *未発表曲
3.人形峠で見た少女(1986) *demo
4.てにおえ (1986) *demo
5.運動場の休日(1986) *幻 demo
6.Bodeler (1986) *国境の旅人 demo
7.Outsomnia (1986) *demo
8.GEAR final mix (1987) *I.O.N.demo
9.夜の海を走って月を見た (1987) *demo
10.二人のくぼみ (1987) *demo
11.宝島まで ver.2 (1987) *demo
12.Smile (1987) *demo
13.Fifth Sence (1987) *Eye to Eye demo
14.Waiting (1987) *世界は悲しすぎる demo
15.You & Me (1987) *See you again demo
16.Play Back (1987) *demo
17.恋愛感情保存の法則 (1987) *demo
18.M-4 (1987) *Septermber Dream demo
19.大陸の子(1987) *demo
20.つよがり(1988) *カレンダー demo
21.アトムの夢(1988)*demo
22.いつのまにか晴れ (1988) *demo
23.またあとで(1988)*未発表曲

■ Side-B : instrumentals
24.My first rec (1981)
25.White lines (1982) *未発表曲
26.Hang in the air (1984)
27.Electric Bullfight (1985)
28.6-4 (1985)
29.Theme of Broken Kids (1985) *未発表曲
30.Junk Race (1986)
31.ブリキの宇宙服・HEY! (1986)
32.Splay = Nothing (1986)
33.To Poltumba (1986)
34.スマーク様 (1986) *未発表曲
35.花祭り (1986)
36.Labyrinth (1986)
37.ソコニイルノハ (1986) *未発表曲
38.枕は回る (1986)
39.raku haku (1986)
40.Brick, Snow, & Flower
*購入特典のセルフライナーノーツより:
このアルバムは図らずも、ある宅録系アマチュアミュージシャンが、機材の力を借りて一人前の 音楽家に成長するまでを追ったドキュメンタリーにもなっている。

曲作りは、自分の内面に深く潜ってゆく心の旅だった。聞き手のことさえほとんど意識 せずに、心の赴くまま、生活のほとんどすべての時間を費して、手探りで作り続けたあの頃。

初期衝動と老成の入り混じった、屈折してるのに真っ直ぐな音を楽しんでもらえたら幸いです。

2020年・猛暑の8月に 高野寛

この音を聴きながら作業していたら、いろいろな感情や景色が蘇ってきて、気持ちが揺さぶられっぱなしだった。暗黒の10代(笑)を抜けて、音楽にのめり込むことで救われた20代の初め。でもデビュー前、自分がこの先どうなっていくのかまったく想像もつかなかった頃。出せてよかった。

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このアルバムをリリースしているプラットフォーム・bandcampは、コロナ禍の救済策として5月から第一金曜日に、手数料なしで売上を全額アーティストに還元するキャンペーンを続けてくれていて、僕も随分助けられている。当初は3ヶ月間の予定だったが、終息までには程遠いという理由から、年内いっぱい継続がアナウンスされた。

bandcampは2007年からあるインディーズアーティスト向けの配信プラットフォーム。サイトが日本語されるのが遅かったこともあって日本ではそれほどポピュラーではないが、サブスクやCDでは流通していないここでしか聞けない面白い作品が沢山聞ける。

アーティスト側の設定にもよるけれど、基本ここにUPされている曲は無料で全部聞けてしまう。基本無料なのはSoundCloudやYouTubeと同じだが、YouTubeと違ってbandcampには広告は一切入らない。

ユニークなのは、それぞれの楽曲やアルバムにはアーティストが自由に値段をつけることができて、定価、もしくはそれ以上の価格でダウンロードできたり、オマケのファイルをゲットできたりする。今回僕は8000字のセルフライナーノーツをつけた。pdfなのでアーティスト名やアルバム名にリンクを貼れるのも良かった。

セルフライナーノーツちょい見せ


「基本無料、気に入ってくれたら課金を」というフリーミアムのスタンスは元々ネット上には当たり前に存在していたが、当初は性善説に基づいて「どうぞご自由に、気に入ってくれたら寄付を」というやり方が中心だった。(例えばWikipediaはいまでもそのスタイルだ)

ところが近年は、同じフリーミアムでも「無料のままだとストレスを感じるので課金したくなる」というビジネスモデルに落とし込まれているものが大半を占めるようになってしまった。仕方ないが、世知辛い。

いつしかYouTubeには広告が頻繁に入るようになり、善意の循環というより一攫千金を狙うムードに支配されるようになった。音楽プラットフォームもSpotify, Apple musicを中心とした定額制がスタンダードになった。(Spotifyは無料でも聴けるが、僕はストレスが強かったのですぐ課金した)

そして2020年、世界はコロナ禍に。窮地のライブハウスや劇場などを、みんながクラウドファンディングで助け合った。そんな時代のムードにbandcampのやり方が再びフィットしてきたように感じた。

僕も2017年頃から試験的にアカウントを作っていたが、4月に完成させた曲「STAY with Michael Kaneko」をすぐにリリースしたくなってbandcampを活用することにした。みんなが家に居る時期だったこともあって、思ったよりも大きな反響と手応えがあった。

5月には「bandcamp friday」も始まり、僕は矢継ぎ早に新曲をリリースしていった。


このnoteにも有料で販売できる音声配信機能があるし(かつては僕も頻繁に利用していた)SoundCloudやYouTubeなどさまざまな配信プラットフォームがあるが、僕はbandcampと相性がいい。他にはないこんなところが気に入っている。

・全曲無料で聴けて、気に入ったら上限なくドネーションできる仕組み
・音質がいい(WAVでUPできて、DLする人の好みに合わせて様々な形式に自動的に変換してくれる)
・サーバーが安定していて、ファイルのアップロードや、アートワーク、タグ、アルバム編集などの設定がサクサクできる
・仮UPの状態で確実に動作確認できるので、間違いが未然に見つけられる
・購入時のボーナスとして音声・動画・画像・pdfなどさまざまなファイルがつけられる
・限定公開にすると、例えばアナログ盤にダウンロードコードを添付して、盤を買ってくれた方の特典用配信音源としても利用できる
・グッズやCD、レコードなどを販売するファンクラブ的な活用法もある
・音楽好きが集まるコミュニティなので、新しいファンの開拓が期待できる

難点としては、
・日本ではまだまだ知られていない
・アーティストサイトが完全に日本語化されていないので日本人には若干ハードルが高い
・著作権管理がグレーなので、有名曲のカヴァーなどはUPすべきでない

というところか。

というわけで、これからも毎月第一金曜日には新しい曲・アルバムをリリースしていきます。






この「サポート」は、いわゆる「投げ銭」です。 高野寛のnoteや音楽を気に入ってくれた方、よろしければ。 沢山のサポート、いつもありがとうございます。