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映画感想 陰陽師0 エンタメ全部盛り映画!(ネタバレあり)

夢枕獏版の陰陽師がベース。
安倍晴明が帝付きになる前の学生の頃の話。
面白かった!

学生からどうやって帝付きになったかがテンポよく描かれたファンタジーアクション推理ドラマ。ついでにバディものと恋愛要素もつけといたぜ!なモリモリな映画。
ここまで盛ったのに飽きない。ずっと忙しい。
序盤に背景説明とか陰陽師ってなに?とか平安京てなに?とか菅原道真って誰?とか階級制度の説明とか駆け足ながら簡単に説明してくれるので安心でした。

序盤少し説明が多くて退屈なんだけど、晴明が出てきてからが面白い。晴明のキャラクターよく出来てますね。
最初からずっと静かめでゆったりしたまま進んでいくのかと思ったら、精神世界に入った瞬間に急にアクション映画になるの面白すぎて良かったです。ニコニコしてしまった。こういうのでいいんだよこういうので。
爆発シーンなんかもうこれ家で見てたら立ち上がって手叩いて喜んでたと思います。最高。

見所はなんといっても晴明と博雅の掛け合いと博雅と徽子女王の恋愛描写。バディものですからね。
晴明の不遜な態度、最初はおいおいおいやめろやめろ!!!てなるんだけど、博雅のキャラクターが二人をうまくバディにまとめてて良かったです。
あとこれね、博雅と徽子女王うまくまとめたなと。史実では徽子女王は村上天皇の女御になってるんだけど、それを崩さず上手に恋愛を描いたなと思いました。
(ラスト、徽子女王に言ったセリフを晴明にも言ってたけどそれ大丈夫?あってる?笑)

キャラクター設定も上手いしフラグ回収もきっちりやるし。すごく丁寧な映画だったなっていう印象ですね。
勢いだけで走らないで丁寧にフラグを立てていって投げっぱなしにしないで丁寧に一つずつ回収していく。その代わり少し勢いには欠けますが……
現実と精神世界のかきわけも好きでしたね。
現実は静かで盛り上がりに欠けるけど、精神世界は思いっきりやりたい放題やる。こういうの嫌いじゃないよ。

あとはね、CGが綺麗だった。
精神世界だから何してもOK。平安時代だけど現実じゃないから西洋の花が咲いてても綺麗だからオッケー!ヨシ!

まあただつっこみどころとか気になっちゃう人は楽しめないかもな~なんて思うなどしました。
エンタメ映画と史実とか小説版のブレンド具合、好き嫌い分かれそうな気はする。
私は好きだったよ!
面白かったです!!


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