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言志四録(一) 佐藤一斎/川上正光全訳注

本を読む前にパラパラしていたら、寄贈の本でした、蔵書の判があり '78(S53),AUG,24,  69,8ヶ月 とある。
生きていれば115歳にもなる人だから、もういない。

巡り巡って今私は、この本から何かを求めている。
自分もこの方と同じくらいの年齢、何を考えながら読んでいたのだろうか。。と思う。

本の内容はいきなり漢文みたくて、ちょーー苦手!!!ってなったけど
訳文のとこだけ読んでいくことにした。これなら何とかなりそうだ。

言志四録:佐藤が42歳から82歳までに書いた、4書の総称
「指導者のバイブル」と呼ばれる。

読書は手段
 我々は学問をして、実生活や精神の修業に役立てようとするものである。書を読むのはあくまで参考にするものである。

少年と老年の心得
 若い時は経験を積んだ人のように十分に考え、手落ちのないように工夫するがよい。年をとってからは、若者の意気と気力を失わないようにするがよい。

富貴は春夏の如し
 金持ちとか身分が貴いとかは、喩えると春や夏の気候のようなもので、人の心をとかす、すなわち怠けさせる。
 貧乏であるとか身分が低いとかは、喩えれば秋や冬の気候のようなもので、人の心を引きしめる。

患難は才能を磨く
 我々が出会うところの、苦しみ悩み、変わった出来事、恥ずかしめをうけること、人から悪くいわれること、心に困ったと思うこと、これらのことは皆、天の神が自分の才能を老熟させようとするもので、いずれも我が修徳勉励の資でないものはない、だから君子はこのようなことに出会ったならば、これをどう処理するかに工夫をこらすべきもので、これから逃げようとすることはけないことだ。

まだまだつづく。。。のである

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