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個人開発者がとるべき戦略


悩める個人開発者の皆様。いかがお過ごしだろうか。
皆様には頭の中から離れない悩みはないだろうか。かくいう私も個人開発者の一人として悩みは尽きないものだが、いつだって私の頭の中を駆け巡る悩みがある。

どんなアプリを作ればヒットするのか?

出典: 私の頭の中より

いつだってこの疑問が頭から離れない。少し落ち着いてもまた1ヶ月後にはゾンビのように立ち上がってくる。
要は個人開発者はどんな戦略を取れば、ヒットするアプリを作れるのか?
ということを知りたいわけだ。

私の中での「ヒットする」というのを少し明確にしておくと

  • 広告を打たずに口コミ等で広がっている

  • ダウンロード数が1万件以上

  • DAUが150以上

こんな感じか。バズるというよりか、まぁまぁそれなりに使われているな。ぐらいの感覚であれば私の中では「ヒットした」と言えそうだ。

まぁ答えは転がっていなさそうなので考えて行動していくしかなさそうだ。まずは戦略を立てていこうと思う。(よろしく頼むっ)
これは完全に私の独断と偏見で構成されているものだ。この世に私の信者はいないと思うが(家で飼っている魚ぐらいか。毎朝餌の時間になると気が狂ったかのように寄ってくる。)、大したことは書いていないので期待しないで読んでもらえると嬉しい。

ニッチな市場を狙う

まず、使ってくれる人がいる場所でアプリを作らなければ全く意味がない。
魚が全く泳いでいない釣り堀で釣りをするようなものだ。

じゃぁどこを狙えばいいのか?

個人開発者の強みはニッチな市場を狙えるという点だ。
どういうことかというと、
周りでやっている人があまりいないような、趣味や仕事の領域で使われるようなアプリが意外と狙い目だったりするということだ。

もう少し具体的に説明すると、例えば私が作ったAqualistというアプリがまさにそれだ。(そのアプリがヒットしているとは言ってない)
これはアクアリウムを趣味にしている人向けに作った水槽管理アプリだ。
今は何個か競合アプリが出てきてしまったが、私がアプリを作る前はその領域でアプリを出しているのは某メーカーさんだけだった。(そして使いづらい…)こういう状況は個人開発者にとって神からの贈り物だ(と勝手に思っている)。

状況はさておき、アクアリウム人口はあまり多くない。ましてや結構なガチ勢の趣味としてやっている人はさらに少ないだろう(私みたいな海水魚やサンゴを飼っている人は相当少ない)。
そういった市場規模が小さいマーケットには特に、大きな企業が参入しづらい。個人開発者であればそこが狙い目だ。

もし、あなたがちょっと変わった趣味をお持ちならその趣味に特化したアプリや趣味に関連する、自分が欲しいなと思うアプリを作るといいのではないだろうか。

質か / 量か

これはよく論される議題になりそうだが、要は1つのアプリに集中して開発をしていく質をとるパターンと、沢山のアプリをリリースしていく量をとるパターンがある。
結論からいうと正直なところ私は断然、量を取るべきだと思っている。
補足しておくと、質を捨てて適当に量だけ作ればいいと言っているわけではない。

まずそもそも、名の知れた個人開発者の経歴から見るとほとんどの方が最初からヒット作を生み出しているわけではない。いくつか制作してその中の一つが大きくヒットした。という方がほとんどである。

私は、質を良くして1点集中で打ち出してヒットする条件は以下のどちらかではないかと思っている。(そういう人を聞いたことがないので勘だ。キリッ)

  • SNSのフォロワーが多い

  • 広告を最初からガンガン打ち出している

ヒットするには認知される(使われる)必要があるが、ASOやSEO対策をしたところですぐに結果に現れるわけではない。
そうなると自身の拡散力が高いかあるいは拡散力の高い他者(インフルエンサーなど)に任せて初回リースから動いている場合が多いだろう。

上記ができる方は1点集中型でもいいとは思うが、ほとんどの場合数打ちゃ当たる、ではないがたくさん作る中で一つをヒットさせる方針の方が良いだろう。とにかく四の五の言わずにたくさん作る。その後より質を高めていけば良い。(私もまだまだ数が少ない…作りたいものは沢山あるのに…)

ネイティブアプリ or Webアプリ

こちらは正直なところどちらでもいいけど、私個人としての意見はおすすめするのはネイティブアプリかなという感じでしょうか。

かくいう私は本職としてWebアプリケーションのソフトウェアエンジニアとして活動しているが、元々ネイティブアプリの作成に興味があったのでネイティブアプリの作成に乗り出した形だ。

Webアプリのメリットデメリットを挙げるとこんな感じだろうか。(ネイティブの方はこの逆だと思ってもらえるといい)

  • メリット

    • プラットフォーム(App Store ConnectとかGoogle Play)での審査がない

    • 上記の審査がないため課金時の手数料が安い&アプデしやすい

    • 環境依存がネイティブアプリよりは少ない(気がする….)

  • デメリット

    • (何を作るかにもよるが)ほぼ確実にサーバーが必要になる=サーバー代が必要

    • 個人でSEO対策するのはかなりハードル高い(ASOが簡単といっているわけではないがSEOよりはマシだと思っている)

ネイティブアプリをお勧めする理由は初期費用やランニングコストを抑える事が可能だという点だ。
ウェブアプリの場合、ほぼ確実にサーバーが必要になってくる。
湯水のようにお金が湧いてくるわけではない場合、多くのアプリを作成するにあたって費用面は気にしていく必要があるだろう。

私の場合はサーバー管理がめんどくさいので(よくあるIaaSを使えばより手間は省けるだろうが)、私はネイティブアプリを作る方が個人的には楽だし好きだ。

自分がどっちが好き、または向いているかを選択の考慮に入れるのも大事だ。なぜなら作って終わりではないからだ。
少しずつでも改善を続けていくことが重要になる。

サブスク or 買い切り

アプリを作っているとおそらくマネタイズを考える場面が出てくるだろう。
その時にサブスクにするか買い切りにするか、どちらを導入するか問題が浮上してくる。そりゃもちろん全部のアプリをサブスク型で実装すれば一定の安定した収益が見込めるので、開発者としては嬉しいかぎりだ。

だが、買い切り型で実装した方がいい場合もある。
特に単発的に使われるようなツール系やゲームアプリの場合は買い切り型にした方がいいと私は思っている。(よくあるのは課金すれば広告が非表示になるパターンとか)

ベースはこんな感じで分けていくのがいいのではないかと思っている。

  • サブスク型

    • 継続的に利用されるようなアプリ(記録系ツールアプリなど)

  • 買い切り型

    • 単発で使用されるようなアプリ(カメラアプリなど)

    • ゲームアプリ(アイテムの課金など)

あとは寄付型もあるが試してみるのもいいかもしれない。(私は作ったことがないが…)
というような形で場合わけするのがいいのではないだろうか。

最後に

個人開発者がとるべき戦略をツラツラと書き綴ってきたが、机上の空論ではないように実践あるのみだ。
結局は実践して体感するのが手っ取り早い(結局それかい)。

大事なのはやはり継続すること。
2,3個作ってはい終わりなどという甘いことではない(そうだったら良かったのに…)
これからも粛々と新しいアプリを作っていくことにする。

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