フォルケ留学前の気持ち
え?なんだか落ち着いてるぞ?
出国前日なのに、想像していたより緊張していない。動揺もしていない。パスポートとスマホがある、あとはなんとかなる、くらいの腹の座り方をしていて、自分でも驚いている。
これまで三ヶ月かけて留学前の心をコンディション整えてきたのもあって、今はもう不安など手放して、フラットな気持ちでいられているのかもしれない。
あと、長野のシェアハウスでたくさんの愛を受け取って、すごく安心しているからかもしれない。ゆいちゃんは大丈夫だと何度も言ってもらったし、帰って来れる場所であると心から思える場所になったから、よし、いっちょやってくるか〜という軽さで留学という「移動」に挑むことが出来ている。
とはいえ、一ヶ月ほど前、完全にメンタルブレイクしていた。留学先での不確定な景色と、不安と、焦りと、友人と離れる寂しさと、楽しかった記憶の不完全昇華とがぐちゃぐちゃになり、コントロールを失って雨の中ひとりで泣いた。
その時も大切にしたのは、自分の気持ちと一緒にいることだった。
無理して抑えることも解釈に当てはめることもせず、ただ言葉にはまらない感覚と一緒にいてあげた。
そうして満足いくまで自分の気持ちと一緒にいてあげると、気持ちはちゃんと完了して、意外と日々が進んでいった。
今は、本当に国内のどこかへ行く時くらいの感覚で出国を待っている。明日になれば保安検査場を通って出国審査を通って〜など事務的な「国を出る」ゲートたちをくぐる。少しずつ何か実感するのかな。わからない。
シェアメイトがくれた寄せ書きに、
「何かを得るためには何かを手放さなきゃいけない時がある」
と書いてくれていた。
今、私はかなりフラットで、安心していて、スポンジ吸収ができる状態だと思ってる。
あとは長野の日々の終わり方がとても良かった。お世話になった人たちに挨拶をして、シェアメイトたちと一緒にご飯を食べさせてもらって、キャンドルを囲んで話をして、自分の心がいまどうなのかも常にオープンにしていたから、自分でも状態を把握できていたのが良いのかも。
最後、松本のバスターミナルへ送ってくれたシェアメイト2人とは話が尽きないけど、お互いの尊敬するところや好きなところも伝えられるだけ伝えて、絶対にまた会おうねとハグして見送ってもらった。(この時間がこれまた良かった!)
安心感をたっぷり蓄えて、動揺で震えることなく穏やかに、出国前日を迎えているというのはありがたいことです。
明日もいい日にしよう。
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