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読書感想文:種をまく人/ポール・フライシュマン

読書は「種をまく人」ポール・フライシュマン。

割と読みやすい、短編連作のような形式をとっているのだが、まあ実は一本の話、現代的だ作りだとは非常に思う。

そこから汲み取られるものが間違いようもなく、おそらく善意の人間であれば、たいてい同じようなことだろうと期待されている種類の話。

まあ、本当に悪くはない。

(2003。ごく短いメモだが、正直、当時読んだことも覚えているし、内容も印象に残っている「凄い本」ではあるのだが、実はさほど好きではなかったことが読み取れるメモ。むしろ道徳的に良い本で、当時話題になっていた。記憶に残っているのは、ゴミを不法投棄されている空き地を畑としてお役所に認めさせたい女性が、ただ陳情に行ったのでは黙殺されるのでそこのゴミを袋に詰めたままいっぱい持って役所に行き役所が腐臭に慌てて飛んできて要求が飲まれるところ。なんとも微妙な気持ちになった。爽快とはいえない気持ちだった。)


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