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読書感想文:高い城の男/フィリップ・K・ディック

高い城の男
今回はフィリップ・K・ディック。
しかし、実のところ、この方を扱うなら、ここで良かったとちょっと思っていたりもしますですよ、なんでかと言うと、ディックのファン、熱心な方が多くて、怖いんだ。(←過去の閑散気味サイトでの発言、あとちょっと酔ってた)
怖いと言うのはちょっと端的に過ぎる表現ですが、なにぶん、ほら、割と記憶と印象だけでつらつら書いていたりするから、突っ込まれ放題な気がするのですよ、軽く流して欲しい一言に、思い切りずばし、と指摘が入ったりとかしそう。
原語が日本語でなくて、発音について、日本語でィと表記されているかウィと表記されているかだけでも大きく喧嘩になりますよ、時には。

本題と離れた話はともかく、というか、いつも本題はどこにあるんだという書きっぷりですが、ディック、と連想して、「高い城の男」と思って、どんな話だったっけ、と思ったのが今回の記事の発端です。
いや、私、ちゃんと読んでるんですよ(主張)この本。ですが、いつものことながらディックの本はどんな展開でどんな落ち(落ち言うな)だったのか、よく忘れます。ちなみにポーの本も忘れる。ポーとディックを並べるなと言われそうだ…。

高い城の男は、おかしい本です。いや、第二次世界大戦で枢軸国が勝ったら、という想定の元、ドイツと日本が幅を利かせる未来世界を描いているのですが、それはいいんだが、日本テイストとして易経が幅を利かせたりしているのがそこはかとなく妙です。
おかしいからいいんですけどね。基本的な想定は「よくある」と言われてしまうとつらいんですが、何か楽しかった記憶があるからまあいいや。でもすみません、どんな落ちだったかやっぱり覚えてません。
印象に残っているのは、田中さんかな。…誰だっけ。

ディックで後思い出すのは、「地図のない街」とか(?)「太った馬」とかなんだか題名なのか何のキーワードなのか分からないものばかりです、一体私はディックの何を読んでいたのか。
あと、ディック本人を投影したと思しき人物がが七色の幻覚を見ていたのはなんだか記憶にあります。七色の幻覚って何だ、虹か。

不明なまま。


2006/08/11(金) 21:37:00 



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