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地元に帰る途中で人生を振り返させられる

尾鷲市駅 特急が止まる
あとひと駅 熊野市が目前だと告げられると 高校生のナレーションで地元の紹介が入る
そこで走馬灯のように思い出が蘇る中

遠足で登った山々 すき家には大行列
獅子岩から眺める太平洋

そして波の音流れ 時代を切り刻んでいく
ジャスコはイオンに変わり 本屋はフリマに変わりゆく

尾鷲市駅 名古屋行きの特急が過ぎる
片道 一車線の道は緩やか
熊野市までの30分の時間は携帯が触れない

それは山々に囲まれ圏外になることから
海を眺めながら走馬灯のように人生が蘇る

親元を離れ 東京行きを決意
恋愛や結婚 様々な出会いが浮かんでゆく

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久しぶりに地元に帰って、三重テレビを見ていたところ母校が出てきた。
今年が最後の夏の甲子園だそう。
隣の高校と合併して名前が変わってしまうことが決定した。

ギャルゲーみたいな高校名だ。
こういうとき、校歌とかも新しくなるのだろうか。
本当の田舎の少子化というものを間近で感じてしまった。

東京で暮らしだしてはや10年。
人生の三分の一を東京で暮らしていることになるようだ。
地元に帰るつもりは無い。

苗字も変えたし、それは強い意志。
確固たる決意の証。

母親はわりと賛成というか、自由にしなさい派でした。
父親は意識が朦朧としているので、まあ良いでしょう。
祖父母は「お前は跡取りなんだよ」などと育ててきたけど、死んだのだから関係なし。
親戚には結婚報告した際に、嫌な顔をされたけどもう帰らないのだから良いのだ。

苗字を変える件について、会社の先輩から「なんか残念だよ」と言われたときはキレそうになった。
なんというか古い考え方の人なんだろうな、と。

別のNoteでも書いたけど、固定概念が強いタイプ。
っていうのは自分の意志を押し付けたいタイプなのかもしれない。

なんというか、人から指図されるとやりたくないよな。
この間の東京都知事選も、石丸に入れてと言われたけど無視したよ。

そんなかんじ。

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