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フューチャリストのお仕事は可能性の探索【未来研究と創造思考】

こんにちは こんばんは フューチャリスト 高峰 です。

「未来予測の本がたくさん出ているけど、そもそも予測できるのかな?
未来学者・フューチャリストて何をする人かな?」

と疑問をお持ちの方にご紹介いたします。

フューチャリストの仕事の第一は可能性の探索!

未来予測の本がたくさん出ているけど、未来学者・フューチャリストの仕事の第一は可能性の探索です!

Exploring the possibilities 可能性の探索は、Future Casting の3つのステップにしたがって行います。

このステップを行うことで、シナリオを考えて、それらを前提に可能性を探索し、対策を準備し、実行することで、より良い未来をひきよせることを期待します。

Future Casting の3つのステップ

  • Futures Wheel

  • Timelines

  • End states

ステップ1 Futures Wheel = トレンドの未来を「相互関係的に俯瞰」

Futures Wheel のステップでは、トレンドの未来に起こるであろう出来事を「相互関係的に俯瞰」することから始めます。

過去、現在、未来の影響因子、キーワードを想定しながら、相互関係性の俯瞰図を大まかな、原因と結果で整理します。

中心に、「フォーカスするトレンド」を記載し、その周辺に、相互関係性を考えながらキーワードを配置します。

その際、考える分野(Category)は、STEEEPで考えましょう!

【STEEEP】  Social, Technological, Economical, Environmental, Ethical, Political

この分野を意識して、キーワード、影響因子を抽出し、整理します。

ステップ2 Timelines   = 時間軸で整理

次は、Timelines   = 相互関係を元に、今度は時間軸でソート・整理します

Futures Wheel からキーワードを時間軸に沿って整理します。

その際、シナリオを考える未来の射程距離を意識しましょう。


1)いつ頃の出来事か考えながらキーワードを整理する
2)周りのキーワードと特に強い相互関係がありそうな出来事かどうか考慮する
3)その出来事の「人間社会においての意味」を良いこと寄りか、悪こと寄りかで上下に分類

ステップ3 End states = いくつかの「つながりのあるシナリオ」を描く

End states = 最後にいくつかの「つながりのあるシナリオ」を3つ描いてみます。

Future Casting の3つのシナリオ

A :Just never gets there 普及せずの衰退
B :Widespread but heavily regulated まあまあ普及したが、制限も増えて、限定利用にとどまる
C :Everywhere, all the time 完全に普及して、もはやなんとも思わない存在になっている

これら3つのシナリオを描き、ステップ1で選んだメインのトレンドがどのように影響し、

例えば、2050年には、どのように認知されているかを考えることが重要になります。

未来学者・フューチャリストの仕事の第一は可能性の探索であり、その方法の一つとしてFuture Castingのステップをご紹介いたしました。

3つステップと描いたシナリオを描き、思考する目的は、

「未来をより良く考えることで、今の自分達の可能性をよりよく考える」

ことです。

この方法を実施することで、個人でも人生の目標設定を行い、シナリオを活用して、より良い未来を実現できる可能性が高くなると考えています。

>>クリエイティブ・ライフONE(記事)


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