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「一緒にいると楽しい人、疲れる人」を要約

•魅力的な人にはわけがある

•一つひとつの機会を大切にして「何でも楽しんでしまおう」とするのとが、自分と周りの人を楽しくする一歩だ。

•「せっかくだから」という言葉は、後ろ向きになりそうな気持ちを前に向けてくれる。大切なことを大切にしよう、少しでもいいものにしようというときにも有効。「せっかく」とは滅多に得られない恵まれた状況に感謝し、大切にする気持ちを表す。究極は「せっかく命を与えられたのだから」。

•志の高い人は傲慢になることの怖さをよく知っている。傲慢とは「自分が偉いと思う」こと。
成長できないだけではなく、人の意見を聞き入れず、「裸の王様」状態になっている。
謙虚になることは、「人への感謝」と「学びの機会」を持ち続けること。だから、周りの人は、そんな人を魅力的だと感じ、一緒にいて楽しいと感じられる。

•人の失敗を大目に見られる人は、そんな自分を苦しめるクセを手放して、「そこは意識しないようにする」「気に留めないようにする」というクセのある人。許すというよりお互いのために「そこはいいじゃないか」と重荷を下ろす。そんな大目に見られる人には、損どころか、素晴らしい得が待っている。まずは自分の負の感情に気付いて、ストップをかけることで「じゃあ、どうしましょうかね」と現実を受け入れて解決し、「今」と「未来」に向き合う。大目に見ると、自分を蝕む感情が消えて、心と体が元気になる。
つまり、相手だけではなく、自分自身に優しくできるということ。

•自分の言葉で表現できる人は魅力的。例えば、仕事帰りも「お疲れ様でした」だけではなく、「今日は忙しかったけど、だいぶ片付きましたね」などと気持ちを伝える人には親近感が湧く。

•ほめる人になる

•人と人との関係でいちばん強いのは、「認めてくれる関係」。
ほめ上手なひとは、人間関係だけでなく、人生のあらゆることがスムーズ。あなたがほめることを心がけていると相手のいい部分が見えて、人が好きになり、心地いい人生の時間を過ごせる。

•ほめ言葉にも鮮度がある。あとから伝えても「なんのこと?」と伝わりづらいもの。「これはいい!」と思ったときに伝える。それが基本。

•「いいものを見つけよう」という美点を探すアンテナは、どんなものにおいても、その心地いい周波数をキャッチしようとする。人をほめるということは相手を喜ばせるだけではなく自分の人間性や人生を豊かにすることにもつながっていく。

•人から見た印象や雰囲気は、本人もわかっていそうで、なかなか見えていない。「自分はどう映っているのか」は誰もがいちばん興味がある。持ち物や見た目だけでなく、本人の印象をほめる。

•「ありがとう」+「 I メッセージ」でほめる
「ありがとう。あなたと話すと元気になれる。」など、あなたがいてくれて「私は〜になった」という相手の影響力をストレートに伝えると、より実感がこもる。

•ほめられたことはよろこんでも、ほめを期待しない方がいい。「私はこの仕事が大好きだからこの仕事をやっている」「今日はよくできたから満足」と、自分の楽しさや満足を追求して、それを自分に評価した方が幸せな人生が送れるはず。「ほめられる」のはあとからついてくるオプションのようなもので、あるかどうかはわからない。でも、それが、人生のなかで大きなよろこびや成長になっているもの。

•「ほめる」というのは、多少上から目線の評価かもしれない。「認める」は、同じ目線で「私は、あなたの〜がうれしい」「助かっている」とその価値に太鼓判を押すこと。誰にでも使える。そんな「認めてくれる人」は、成長させてくれる人でもあることは間違いない。

•疲れる人の対処法

•残念ながら、人間の性格は変えられるものではない。自分で「これではいけない」と強い意志をもって変わろうとしないかぎり、人は変わらない。疲れる人はたいてい、自覚も反省もないから「疲れる人」であり、このままでは、あなたにとってはずっと「疲れる人」になる。しかし、相手がどんなに疲れる人であれ、相手の性格や感情は、私たちに責任はない。

①疲れる部分に目を向けない。
目の前のことに集中して、疲れる人を恐れすぎず、現実的に対処すること。「いまを生きる」ことができれば、その瞬間から人は幸せになり、輝き始める。

②「いい•悪い」を簡単にジャッジしない。
自分の心をつまらない嫌悪感で汚さないこと。相手の不都合な点を「それぞれ事情があって、こんな現実に行きついている」と受け入れられたら、今よりもっと深く、やさしさのある関係になれるかもしれない。

③笑顔になれるところまで距離をとる。
•礼儀だけは尽くす。
•相手の言葉、表情、動きから、距離感を読み取る。
•感情に流されずに、冷静さを保つ。
•協力するときは協力し、楽しむときは楽しむ。

④疲れる人からは逃げるが勝ち。
感情が高ぶるピーク時の数分間は、その場を離れること。ルールを守り、お茶を飲んだり、ほかの人と話をしたりしていると、イラッとしていたことさえ忘れる。そして、「感情的になって余計な一言を言わないでよかった」と、ほっと安堵する。

⑤本当の大人は自分の意見を正直に言う。
現代社会では、それぞれが意見する必要がある。自分を守り、当事者として周りの人と一緒に問題を解決し、信頼関係を築きながら生きていくために。
“ 人疲れ”をしないための基本は「自分に嘘をつかないこと」。人間関係をシンプルに考えるためにも、「私はこれはしたくない。」「私はこう思う。」という気持ちを、自分の心にも相手にも嘘をつかずに、少しずつ出していくこと。

一人ひとりの出会った人をどう捉えるかで、
人生はできていく。
「この人は、何かを教えてくれている」という
視点をもつと、心の持ち方は変わる。

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