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若者の投票率が8割を超えるスウェーデンで2週間ほど取材しました。

若者の投票率が8割を超えるスウェーデンへ取材にいきました。日本の主権者教育をアップデートしたいと思っています。

気候変動のストライキで有名なグレタさん、スウェーデンの首相の取材、若者市民社会庁、学校7校、ユース党の党首4名、高校と大学の生徒組合などへの取材に成功しました。

グレタさんと、初めてデモに参加した9歳の子。

グレタさんは日本メディアでも環境対策などを怠っていると中々取材に応じてもらえないそうなので、日本の若者へメッセージをもらえてよかったです。そして、まさか、首相にスウェーデンの若者の民主主義や投票率がなぜ高いか直接聞けるなんて思わなかったです。

スウェーデンの現首相、マグダレナ・アンデション氏に取材

たくさん時間があったので、若者と対話する時間をたっぷりとれました。

「日本の若者の投票率は3割?!信じられない!」本当にたくさん驚かれました。

スウェーデンの小学校の授業では、どの政党がどんな主張をそもそもしているか、保守とリベラルでマッピングして可視化したり、日本の政治の授業とは全然違いました。

若者の声が届く環境、若者の声が実際に届き学校や社会が変わっていくところなどが特に違うと感じました。

中学校で取材した時に聞いた話です。
「小さい頃から意見を聞いてもらえたから、自分の意見は大事だと思える」
「給食の食品ロスを減らしてほしいと学校側に訴えて、改善されたんです。自分の意見を伝え、変化した経験があるから、選挙で投票し、社会を変えられると思います」

給食のルールやトイレの使い方を子供たちで話し、それを校長と交渉するなど、小さな成功体験を積み重ねています。民主主義を実践することが大事です。

そして、圧倒的に子供を信頼していることに驚きました。小さい頃から、自分たちで決めることを大人が尊重している様子に感動しました。

今回は、前半は研究者の両角達平さん、林大介さん、後半は日本若者協議会の室橋祐貴さんや大学生らと取材に行ったので、日本との比較やどう日本に輸入すべきかなども話せて充実していました。この分野の専門家の方々に解説してもらいながらで本当に勉強になりました。

若者の声を届け社会を変えていく場を作るため、群馬県で若者が知事に課題や政策提言をする場を作る予定です。早速、11月ぐらいに実施できそうで嬉しいです。

群馬県のこどもたちで、知事と意見交換したい人はぜひご連絡ください。
infotaka7@gmail.com

先日行った中学校で、「政治家と会ったことがある人ー?」と聞いたら、クラスの全員が手をあげてびっくりしました。

学校に政治家がきたり、選挙小屋と呼ばれる政党が街中にブースをだしてパンフレットを配布したり意見交換できたりする場があり、政治が身近なんです。

選挙小屋に来ていた中学生


選挙小屋で政党の党員に質問する中学生


日本でも政治との距離を縮められたらと思います。
日本の主権者教育をアップデートしていきます!!

そして、政治家のことを自分たちの代表者であり、信頼しながらも疑うということもしていました。

「政治家は嘘をつくし、情報を自分が伝えたいようにねじ曲げる」と話すスウェーデンの高校生たち。「情報は、誰がどんな目的で言ってるのかを見極め、一次情報を探せばいい」と言います。授業で、批判的に資料を読み解く方法を学習していました。スウェーデンの民主主義は、批判的思考により支えられています。

他にも制度として、すごいと思ったことなどたくさんあるので、いろんなところに記事など書いていければと思っています!!コラボしてくださる媒体などあればご連絡ください!

スウェーデン語ができる方を探しています。文字おこしや翻訳、動画編集などをお願いしたいです…!

30箇所ほど取材したので、動画や記事などをまとめるのに、時間かかると思いますが、随時アップしていきます。

これからはイギリス、ドイツにも取材予定です。テーマは主権者教育について。日本の主権者教育のアップデートのため頑張ります。

ウクライナ、イギリス、スウェーデン、ドイツと取材の費用がたくさんかかっています。交通費、宿泊費、コーディネート料、通訳、翻訳、動画編集費などが主にかかっています。

よろしければ、ご支援いただけたら嬉しいです。

https://www.takamatsunana.com/support

最後に、気候変動のデモをするグレタさんから、日本の若者にメッセージを貰ったので、それをお伝えします。

「今も今までも、世界中の多くの若者が社会を変えられないと感じてきました。でも、私たちは若者を巻き込んだムーブメントが実際に社会を変えたのを見てきました。多くの人が集まれば、私達が達成できることに限界はありません」


基本的にすべての記事は無料でご覧いただけます。もし有益だと思っていただけたらサポートいただけますと幸いです。「笑いで世直し」するための活動費(イベント代、取材費等)として大切に使わせていただきます。