【心の音】強みと弱み
得意・不得意と後悔
高校時代の後悔は強みを伸ばし切らなかったことだった。
ここでいう強みと弱みの本題からは少しずれた得意科目と不得意科目の話であるが・・・。
高校時代の後悔は得意だった数学を徹底的に強くしてから不得意だった(というより勉強してなかった)英語を強化した方が良かったというもの。
高校時代は逆をやった。まずは得意不得意の凸凹をなくそうとして英語を先に手をつけた。
結果は途中でノイローゼ気味になり、体調も崩したので、一時期学習を中断した。
英語は浪人時代に一年掛けて勉強し直したが、数学を先に伸ばして圧倒的な強みを作ってから弱い部分にも広げていった方が良かったのではと後悔し、しばらく引きずった。
表裏一体の強みと弱み
ところで本題の強みと弱みであるが、根底にある自身の思考プロセスや行動特性から考えるとと表裏一体の関係がある。
内向的だったわたしの強みは観察力と傾聴力だ。会議でも、立場上ファシリテートしなければならない場合を除けば、前半は一言も喋らず観察⇒分析に専念してしまう。
アメリカの産業心理学者デビッド・メレル氏が提唱する「ソーシャルスタイル」の4つタイプの一つ、アナライザーの本領発揮である。
先ずは状況を把握することが先で、聞きながらその場の空気や流れを読みながら自分の考えをまとめようとする。
傾聴力も相手の考えを読み、方向性を探りたいから、先ずは話を聞き、質問して自身の読みが間違っていないかを確認するという思考プロセスで進めたくなってしまう。
時間は掛かるが、粘り強くコミュニケーションを深めるのが私の行動特性であり、それが強みに繋がっていると考えている。
引っ込み思案の口下手
一方、弱みは引っ込み思案で口下手であることだ。子供の頃から少数の場では話すことはあっても、大勢の人がいる前では全く話さなかった。今でも人前で話すのは好きではない。
小学生の頃は、授業の内容が分かっていても全く手を挙げなかったので、担任も困っていたようだ。
小中学生の頃、話し方大会で思っていることを正直に話したら何故か受けてしまって驚いたりしたが、基本的には話すことが下手なので事前練習は欠かせない。
私はもともと早口で、緊張すると更に早口になり、熱が入ると早口が加速するという悪循環を繰り返してしまう。結局、何を言っているのか分からないと言われてしまう。
口元でもごもご喋ってしまうのも、祖父譲りとは言え印象が悪いことは理解している。
ある本では、「話の入りを極端にゆっくりにして話しはじめると良い」と書いてあったので何度か試みているが、未だかつて成功した試しはない。
性格を認識して行動
私の場合、強みと弱みはともに自分が安心して周囲と円滑にコミュニケーションが取れるようになるために取っている行動が基にある。
良くも悪くも私の性格であり、子供の頃からの思考プロセス(防衛本能?)が生んだ結果である。
改善できる点は直しつつ、一歩一歩前に進んでいこうと思う。
年代的にもゆったり低めの落ち着いた口調で話せるようになりたいと思う今日この頃。
実現するのはいつのことか・・・。
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