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【音楽と日常】コージー・パウエル「TILT」

コージー・パウエル(Cozy Powell)は、ジェフ・ベック・グループやレインボーなどに加入していたイングランド出身のロック・ドラマー。
TILTは、のコージー・パウエルのセカンドソロアルバム
邦題は「サンダーストーム」。
コージー・パウエルについては、レインボーのレコードをよく聴いていたのので認識していたが、TILTに関しては、ゲイリー・ムーアが参加した曲があったことから購入して聴いていた。

収録曲

1."Cat Moves" (Jan Hammer) – 5:12
2."Sunset" (Gary Moore) – 4:32
3."Living a Lie" (Cozy Powell, Bernie Marsden, Don Airey) – 5:37
4."Hot Rock" (J. Hammer) – 4:38
5."The Blister" (G. Moore, D. Airey) – 4:24
6."The Right Side" (Kirby Gregory, John Cook) – 3:50
7."Jekyll & Hyde" (K. Gregory, J. Cook) – 4:38
8."Sooner or Later" (K. Gregory, Elmer Gantry) – 3:02

リリース日は1981年6月15日

このアルバムの中で私が好きだったのは、ゲイリー・ムーアとドン・エイリーが演奏に加わっている「Sunset」と「The Blister」に2曲だった。

Sunset

Sunsetは、哀愁あるテーマメロディとギターソロをゲイリームーアが弾いていて人気があるインストルメンタル曲だ。
ジェフベックを彷彿させる洒落た感じの曲で、日が沈む情景を浮かんでくる。
サビのゲイリー・ムーアのエモーショナルなプレイとコージー・パウエルのドラムのリズムが心に残る。

The Blister

The Blisterは、パワフルなハードロックのインストルメンタル曲。
コージー・パウエルと言えばツーバス・セットによるハード&ヘヴィなプレイが代名詞といっても過言でない。
本曲でも終盤にツーバスを響かせている。

ギターがゲイリー・ムーア、キーボードがドン・エイリーという組み合わせで私が好きな曲には、ドラマーがジョン・ハイズマンの「Inqusion」、サイモン・フィリップスの「Flight of the Snow Moose」、コージー・パウエルの「The Blister」がある。
3名のドラマーの違いでいえば、ジャズ的なジョン・ハイズマンとフュージョン色が強いサイモン・フィリップス。一方、コージー・パウエルはパワフルなハードロック。プレイスタイルの違いが曲調にも大きく影響している。

参加メンバー

コージー・パウエル - ドラムス
フランク・アイエロ - ボーカル(on "Living a Lie")
エルマー・ガントリー - ボーカル(on "The Right Side", "Jekyll & Hyde", "Sooner or Later")
ジェフ・ベック - ギター(on "Cat Moves", "Hot Rock")
ゲイリー・ムーア - ギター(on "Sunset", "The Blister")
バーニー・マースデン - ギター(on "Living a Lie")
カービー・グレゴリー - ギター(on "Jekyll & Hyde", "Sooner or Later")
ジョン・クック - キーボード(on "Cat Moves", "Living a Lie", "The Right Side", "Jekyll & Hyde", "Sooner or Later")、モーグ・ベース("Hot Rock")
ドン・エイリー - キーボード、モーグ・ベース(on "Sunset", "The Blister")
デヴィッド・サンシャス - シンセサイザー・ソロ(on "Cat Moves")
ジャック・ブルース - ベース(on "Cat Moves")
ニール・マーレイ - ベース(on "Living a Lie")
クリス・グレン - ベース(on "The Right Side", "Jekyll & Hyde", "Sooner or Later")
メル・コリンズ - サクソフォーン(on "The Right Side")

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