#8 なぜ三条大橋が京の起点になったのか?(その3)
大仏橋から五条大橋へ
三条大橋は、室町時代に架橋されたというが、1589年(天正17年)に秀吉が増田長盛に命じて石柱の橋として修復・架橋している。この時の橋の規模は長さ126m、幅7.5mあったという。
一方、五条大橋は1590年(天正18年)に秀忠の方広寺大仏への参詣の便を図るために六条坊門小路を整備した際に架橋された橋である。架橋された頃は大仏橋と呼ばれていたようだ。五条橋と呼ばれるようになったのは、元和年間(1615年〜1624年)に新たに架橋されたタイミングだっ